レジスタンスラインをブレイクした直後は「様子見」が基本
[図表]の米ドル/円1分足を見てください。148.00円がレジスタンスラインだったのですがAで勢いよくブレイクしています。Aでゾーン②に入っているので、上ヒゲが出たらショートシグナルです。しかし、ここをショートしていると、損切りの可能性が高そうです。ブレイクしてゾーン④まで到達しています。
もしかしたら、Aでブレイクせずに反落していた可能性もあります。しかし、大きくブレイクする可能性がある場面ではいつもどおりに逆張りをするのではなく、様子見をするのがいいでしょう。Aでは3分で35pipsの上昇となりました。少し損切りが遅れてしまうと、10pips20pipsなどすぐに逆行します。レジスタンスラインをブレイクした直後は様子見が基本です。
④の参加者が少ないなど流動性が保てないときは、機関投資家が夏休みやクリスマス休暇の時期などです。機関投資家の参加者が少ないと、ちょっと大きめの注文が入るだけで、それと同等の反対注文がなければ価格は飛びます。確実に流動性が保てない時期があらかじめわかるものではありませんが、8月と12月後半は注意したほうがいいでしょう。
その他にも、中長期的にレンジ相場になって膠着した時期などは、トレンドが発生するまで参加者が少ないときもあります。これは日々のマーケットに関するニュースを見ていればわかるので、相場の地合いを感じ取るようにしましょう。毎日トレードしていれば、なんとなく相場が薄いかそうでないかがわかってきます。
ぶせな
FX専業トレーダー