「便秘」に悩んでいる人の腸は疲労が溜まっていき、ますます排便がしづらくなることも……。そんなときに効果的なのが「腸もみ」です。本記事では順天堂大学医学部教授の医師、小林弘幸氏による著書『お医者さんがすすめるバナナの「朝食化」ダイエット 超シンプルな腸活健康法』(アスコム)から一部抜粋して、便秘解消に効果的な腸を元気にする方法について解説します。
首まわりをほぐすと腸内環境が整う!?
腸の働きをよくするためには、自律神経のうち、副交感神経を高めることが大切です。ストレスいっぱいの現代社会に生きる私たちは、どうしても交感神経が優位になりがち。腸を元気にするためには、意識して副交感神経を高める必要があります。
そこでおすすめなのが、首まわりのケアやツボ押しです。首には自律神経に重要な関連をもつ神経があるため、首のこりは血流の悪化を招き、神経の働きをダウンさせて自律神経の乱れにつながるのです。逆に言えば、首まわりをほぐしていい状態を保てば、自律神経が整い、腸にも好影響が期待できます。
簡単にできる首まわりのケア法、ぜひ実践してみてください。
小林 弘幸
順天堂大学医学部教授