「便秘」に悩んでいる人の腸は疲労が溜まっていき、ますます排便がしづらくなることも……。そんなときに効果的なのが「腸もみ」です。本記事では順天堂大学医学部教授の医師、小林弘幸氏による著書『お医者さんがすすめるバナナの「朝食化」ダイエット 超シンプルな腸活健康法』(アスコム)から一部抜粋して、便秘解消に効果的な腸を元気にする方法について解説します。
便秘で疲れた腸を「腸もみ」で元気に
腸の動きを活発にしてスムーズなお通じにつなげるための、腸をつかんでダイレクトに刺激を与える、「腸もみ」と「腸にきくツボ」をご紹介します。
大腸は、下腹部に大きな四角形を描くように位置しています。そのため、カーブしている四隅に、どうしても便がたまって動きが滞りがちになるのです。
具体的には、左右の肋骨の下と、左右の腰骨のあたりになります。このポイントを強めの力でぎゅっとつかんでもみほぐし、滞りを改善しましょう。ただし排便には副交感神経を高めたほうがいいので、出ないからと焦らないこと。リラックスしながら腸もみを行って、自然な便意を待ちましょう。