今注目の新しいダイエット食材「青バナナ」。熟す前の状態なので、甘さがなく食感も硬めですが、カンタンな下処理で腸活にも効果的な万能食材に変身します。本記事では順天堂大学医学部教授の医師、小林弘幸氏による著書『お医者さんがすすめるバナナの「朝食化」ダイエット 超シンプルな腸活健康法』(アスコム)から一部抜粋して、「青バナナ」を使ったダイエットについて解説します。
日本のスーパーでも売っている!最新のダイエット食材「青バナナ」…腸活もできて美味しく食べられる、超カンタンな方法【医師が解説】
「モーニングバナナダイエット」のこれぞ裏ワザ!
レジスタントスターチが、ほかのバナナと比べて多く含まれている青バナナ。これを「モーニングバナナダイエット※」に取り入れれば、よりその効果は期待できます。
※筆者が推奨する朝ごはんとしてバナナを食べるダイエット法
今のところそこまで一般的ではないので、「継続」して行うという面では難しいところがあると思いますが、見つけた方は最高の「腸活ダイエットチャンス」です!
取り入れ方は簡単。朝、昼、夕、どの食事でも構わないので、青バナナを使ったレシピのメニューを食べるだけ。朝に青バナナレシピを食べる方は、間食、もしくは夕食前に、グリーンチップのバナナを食べる、もしくは青バナナレシピを食べるというのでもよいでしょう。
朝にバナナを1本食べた方は、昼、夕の食事に青バナナレシピを試してください。朝食にバナナを食べて、1日2本を守っていただければ、黄色でも青色でも構わないという考え方です。
ですが、青バナナは熟す前の状態なので、甘さがなく、食感も硬め。皮がむきにくいというのも難点の1つでしょう。そこで、本記事でおすすめするのが、図表2・3でご紹介する簡単な下処理法。電子レンジで加熱するだけの簡単作業ですが、このひと手間で、アクが抜け、味や調理しやすさががぜんアップします。
加熱することで、むきにくかった皮もスルリとはがせます。また加熱した青バナナは、においや甘みをほとんど感じさせず、芋や栗を思わせる食感。黄色いバナナの甘みや香りと比べると、まるで別もの!
青バナナは、果物ではなく、むしろ「野菜」と感じる味や食感なのです。そのため、和洋中、どんな料理にも違和感なくマッチ。豚汁に入れれば里芋のよう、グリーンカレーに入れればタケノコかと思うほど、料理に無理なく溶け込んでくれますので、ぜひ一度試してみてください。
小林 弘幸
順天堂大学医学部教授