すべての服がフル稼働…「〇〇専用」は持たない

以前は、これはきちんとした席用、こっちはカジュアルな場で、というように服ごとに「着るシーン」を限定していました。

でも、服は着こなし次第でいろいろなシーンで使えることがわかりました。例えば、セットアップで着用すればきちんと感が出る。それと同じボトムでもTシャツを合わせればカジュアルに。合わせる服を変えれば、服の可能性はどんどん広がります。

服を減らして芽生えたのはアクセや小物で楽しむ気持ち

夫によると、独身時代の私は、デートのたびに違う服を着ていたそうです。「今回のデートのために買う」というように、「使い切り」的に服を買っていたのだと思います。

だから着回すとか、着こなしを変えてみるとか、小物でアレンジするという発想はまるでありませんでした。

少ない服になったいまは、どうやって印象を変えようか考え、同じ服をきれいめに着たり、カジュアルに着たり。シーンによって、着こなしを考えたり工夫したりするようになりました。

とはいえ、以前のように「いつも同じ服は恥ずかしいから」という理由でそうしているわけではありません。いまは人目を気にする感覚はないし、無理に印象を変えようとしているわけでもないのです。単にアレンジすること、工夫することが楽しいと思うようになったから。

基本的にシンプルな服が多いので、カラーソックスでアクセントをつけるのも私の定番。気分や季節に合わせて色を変えるのも楽しいですし、明るい色が1点入るとぐっと華やかになります。

少しきれいめにしたり、女性らしさを出したりしたいときはアクセサリーをプラス。アクセによって雰囲気も変わりますよね。

また、ときには、夫にTシャツやインナーダウンを借りて、差し色や防寒にすることも。足りないものは家族で補いながら着こなすのも、少ない服を着回すコツ。

以前なら「買い足す」という手段しか持ち合せていなかった私。でもいまは、「あるものをうまく使う」が先です。

1.アクセサリーは収納スペースをそれほど取らないので、やや多めに残しています。 2. カラーソックスは、ユニクロの「50色ソックスシリーズ」。その名の通り、50色もそろっているので、選ぶのも楽しい!  3.ときどき借りる、夫のアイテム。ジャケットの中にはこのインナーダウンを合わせることが多いです。  出典:『イツカを手放してイマを身軽に生きる方法』(エムディエヌコーポレーション)より抜粋
[写真6]小物でスタイリングをアップデート 1.アクセサリーは収納スペースをそれほど取らないので、やや多めに残しています。
2. カラーソックスは、ユニクロの「50色ソックスシリーズ」。その名の通り、50色もそろっているので、選ぶのも楽しい! 
3.ときどき借りる、夫のアイテム。ジャケットの中にはこのインナーダウンを合わせることが多いです。
出典:『イツカを手放してイマを身軽に生きる方法』(エムディエヌコーポレーション)より抜粋

みや
整理収納アドバイザー