覚悟を決めてクローゼットを大掃除して「よし! スッキリ!」と思っても、翌年にはまた服が溢れている……。こうした経験がある人も多いのではないでしょうか。そこで、時間が経っても新しい服を買っても「綺麗なクローゼット」を維持する方法について、整理収納アドバイザーみや氏の著書『イツカを手放してイマを身軽に生きる方法』(エムディエヌコーポレーション)から紹介します。
新しい服を買う=悪ではない!服好きが「綺麗なクローゼットを保つ」ための“セブンルール”【整理収納アドバイザーが解説】
買うのは簡単、捨てるのは大変
昔の私は「買えばいいや」が基本。「着たい服がなければ買う」「合わせるものを買う」。買うというのは、私にとってすごくラクな逃げ道だったと思うのです。
いまの私には、買わない生活が定着し、1つのものを選ぶのにも慎重になりました。そうは言っても「買う」のは簡単。せっかくものを減らし、すっきりしてきたので、この空間をキープしたい。そのためには、「不要なものを買わない、入れない、増やさない」ための工夫が大事だと思います。
それから、約1年前に「整理収納アドバイザー」の資格も取りました。心地よい空間を維持するためには収納のノウハウも必要で、それが、ものを増やさないためにも役立っています。
1つ買ったら、1つ“以上”手放す。スッキリを保つ「7つのルール」
1.1つ買ったら1つ以上手放す
1つ増えても1つ減らせば、当然「プラスマイナス、ゼロ」。至極単純ですが、これが徹底できれば現状よりも服が増えることはありませんよね。もちろん、「1つ以上」手放せば、手持ちの数を減らすこともできます。
「新しく買う」ことは決して悪いことだと思っていません。服は消耗品なので、清潔感を保つためにも新調は必要ですし、私もすてきな服があれば、吟味はしますが、もちろん購入します。
でも、そのときに大事なのが、買った分だけ「手放す」ということ。「現状よりも増やさない」を意識することが、服に限らずすっきりをキープするために重要です。
2.ハンガーは数を決めておく
おもちゃの場合も、「このかごに入るだけ」と決めていたように、ものに合わせて収納を増やしたり、大きくしたりするのではなく、収納に合わせてものの量を固定することが大事です。洋服の場合は、服の数に合わせてハンガーの数を決めておきます。
そして、そのハンガーの数以上の服を持たないことがルール。つまり、新しい服が入ってきたら、いずれかの服を手放してハンガーをゆずります。
この法則でいけば、「1つ入れたら、1つ減らす」ができるので、もとからある数より、服が増えることがありません。