たくさんの服を手放して改めて気づいた「自分が着たい服」

服を手放していくときも、値段とか流行とかブランドとか、あるいは新しいとかではなく、「自分が着たい服」を残していきました。

すると、「ああ、私ってこういう服が好きなんだ」と、自分の好みがわかったんです。以前は、自分の気持ちで選んでいなかったので、好みさえよくわかっていませんでした。

そして、とにかくたくさんの服があったから、いくつかある「自分の好きな服」も、すっかり埋もれてしまっていたんですよね。

まず私が好きな服の一つは、シャツワンピースです。特にノーカラータイプが好みで、着用してしっくりくるなと思っています。それに、シャツワンピって1枚でさらっと着られるし、はおりにもなるし、とても便利ですよね。注目してみることで、改めてそのよさに気づきました。

それから「好き」という基準で選ぶと、写真の赤いワンピースもお気に入り! じつはこれは私の手づくり。好きなハンドメイド作家さんの本に掲載されていたワンピースを、付録の型紙を使ってつくりました。

お気に入りの赤いワンピース

つくりかけたまま数年眠っていたのですが、片づけをはじめた後に完成させることができたんです。形も色も質感もとても気に入っているので、見るたびに「これ着て出かけたいな」「どこに着て行こうかな」そんなウキウキした気持ちになります。

そう、大事なのはこういう気持ちですよね。「買うこと」が目的になっていた4年前までの私には、なかった感情だったんです。