しばらく着ていない洋服たち。「処分しなきゃ」と思っても、なかなか踏ん切りがつかないという人も多いでしょう。とはいえ、タンスやクローゼットはもうパンパン……そんなときに使える“意外な整理収納のテクニック”を、整理収納アドバイザーみや氏が紹介します。著書『イツカを手放してイマを身軽に生きる方法』(エムディエヌコーポレーション)からみていきましょう。
「捨てたら後悔するかも」…片づけが進まないときに使える“意外なテクニック”【整理収納アドバイザーが紹介】
手放すか迷ったら、3か月“寝かせる”
服を手放しはじめて約4年。だんだんと手放すかどうかで「迷う」ことは少なくなりました。それは、「いまの自分」に必要な服や「自分の好き」がわかってきて、必要、不要の判断がラクにできるようになったからだと思います。
でも、かつては迷うこともしょっちゅう。基準をもとに判断しても、「必要かも」という思いに直面し、迷った結果、手放せないこともありました。
ただ、これまでの自分の体験を通して一つ気づいたのは、手放して困るものは迷う余地がないということ。
例えば、いつも使っているスマートフォンを「手放そうかな」とは思わないですよね。手放して困るものは「必要」と断言ができ、「迷うもの」は、あってもなくても困らないものなのではないかなと思うのです。
とはいえ、迷うときは無理して手放す必要はないと思っています。手放したことで不安にさいなまれてしまったら、自分の快適や心地よさのために手放しているのに、それどころではなくなってしまいますよね。
私も迷うときはあります。そのときは、自分なりの一定期間(私は3か月程度)を決め、目の届かないところに隠します。それで、思い出すこともなく出番がなければ、いまの自分には不要な服なのだと思えます。
あとは、1日着て出かけてみたり、鏡を見て「これで、女友だちと食事に行けるかどうか」と想像してみたり。改めて袖を通してみると、「あれ、違うかも」と思えて、サクッと手放せることもあるものです。