クローゼットに山積みの服……整理したい! と思っても、やみくもにはじめるのは禁物です。整理収納アドバイザーのみや氏は、自ら設けた「5つのルール」をもとに、約100着もの洋服を手放したといいます。では、そのルールとはいったいなんなのか、みや氏の著書『イツカを手放してイマを身軽に生きる方法』(エムディエヌコーポレーション)より、イラストを交えて紹介します。
クローゼットが一気に片づく!洋服を手放す際の「5ルール」【整理収納のプロが解説】
大事にしたのは「いつか着る」ではなく「いま着たい」
いざ服を減らそうとしても、何を手放したらいいかわからないですよね。やみくもにはじめると、あれもこれも必要となって、結局、手放せず…となりがち。だから自分なりの「手放す」基準を決めておくことも大事だと思います。私もいくつか基準を決めました。ただ、すべての前提にあるのは、「いま、着たいかどうか」だと思います。
というのも、クローゼットに山積みになっていた服は、いまは着ていないけど「いつか着るかも」というものが大半。「将来、着るかも」「やせたら着るかも」と取ってある服は、たいてい着ることなく月日が流れていくだけなのですよね。それに、将来の自分への押しつけにもなるのではないでしょうか。
将来の自分が、その服を着たいとは限りません。でも、捨てずに残っているとその服に捉われて、本当に着たい服に目を向けられなくなるかもしれません。将来のことは、将来の自分に決めてほしい。だからいまは「いまの自分」に必要な服だけを残す。そのことを大事にしました。
私はこんな服を手放しました
1.1年以上出番がなかった服
出番がない服は、「いまの自分」に不要ということ。でも、季節との兼ね合いもあるので、私は1年の期限を設けました。どの季節も通過すれば「出番の有無」がわかりやすいですよね。
なかには、「好きだけど出番がない」という服も。それらは自分の生活スタイルに合っていなかったり、「着る機会」以上に所有していて、自分の必要数をはみ出したもの…。いずれにしても、着ていないのだから優先順位も低いですよね。
また、「いつか着るかも」と取ってあるけど何年も出番のないパーティ服。明確な予定があれば必要かもしれませんが、予定がないものは手放しました。