SNSはショート動画の時代
視聴者にとっては動画の尺が短く、スマホの画面を横向きにせず気軽に視聴できるなどのメリットがある縦長ショート動画。
Instagramのリールだけでなく、YouTubeショートやTikTokなど各SNSはテキストや画像よりもショート動画に注力しています。
ショート動画クリエイターを支援する仕組みも整いつつあり、YouTubeショートやLINEVOOMには収益化機能が搭載されています。
日本版Instagramのリールには2023年9月時点で収益化の仕組みはありませんが、アメリカ版では「ボーナスプログラム※」が実装されています。
※ ボーナスプログラムとは……100万人未満のフォロワーを持つ米国のクリエイターが、招待を受けた場合にのみ、リールの再生回数に応じて収益を得られる機能
リールを含むショート動画の多くは、AIによってその動画に興味を持ちそうなユーザーにレコメンド表示(おすすめ表示)される仕組みになっています。
投稿すれば自動で一定のユーザーに表示されるため、コンテンツの内容が良ければフォロワーを抱えていなくてもバズるチャンスがある、ということです。
少し前までは「ググるからタグる時代へ」などと言われていましたが、検索よりもレコメンドに振り切った初めてのSNSであるTikTokの台頭により、最近では「タブる」という言葉が登場しています。
SNSの使い方が「タグる=ハッシュタグ検索などを利用して自分で情報を探す」から、「タブる=発見タブなどでSNSがおすすめしてくるコンテンツを見る」に変わりました。
2017年頃〜タグる:ハッシュタグで検索する
2021年頃〜タブる:発見タブ(レコメンド機能)を利用して情報を得る
このような背景から、昨今のSNSはショート動画の時代であると言えるでしょう。
レコメンド機能のあるショート動画は、フォロワーが少ないアカウントでもリーチを伸ばせる可能性が高い