「若い見た目」にこだわるのもOK、「いぶし銀のキャラ」に落ち着くのもOK。自己演出の極意とは? 『60代からの見た目の壁』(株式会社エクスナレッジ)の著者で医師の和田秀樹氏が解説します。
「若く見える=かっこいい」ではない…東大医学部卒の医師が教える“イケオジ”の極意
「見た目」とセットで「生き方」がある
見た目というと、つい若くしないといけないように思ってしまいますが、60歳を過ぎたら、自己演出が必要だということ。自分をどんなふうに見せたら一番かっこよく見えるのか、そういう演出をしたほうがよいということです。
自己演出というのは、性格も含めてということ。自分が人とつきあうにあたって、ベテラン感をにおわせながら、相談に乗って上げるキャラがよいのか。あるいは、若づくりして、若い人たちと一緒に遊ぶキャラがよいのか、それを見極めることが大事です。
自分のキャラに合わないことを演じ続けるのは、けっこう大変なことです。ですから、自分がどんなキャラなのか、一度考えてみるとよいと思います。
見た目はもちろん大事ですが、人は見た目とセットになって生きているので、演じるといっても、自分のキャラに合ったほうがよいでしょう。
たとえば、俳優の藤竜也さんみたいに、静かなバーのカウンターで、1人で飲んでいるのが似合うおじさんみたいなキャラがあります。
自分がそういうのが似合うと思うなら、そういうキャラを演じればよいし、みんなで居酒屋に集まってワイワイやるのが似合うと思っているなら、そういうキャラに徹すればよいのです。
和田 秀樹
医師