令和を生きるシニアの年金額や現役時代の収入、家族構成から貯蓄額まで、気になる年金事情について独自のアンケートを実施しました。今回は調査結果から厳選した17名の「年金受給額」と、現役時代の職業・年収や受給額に対する“ホンネ”など「8つの質問」への回答をご紹介します。
10人目:愛知県在住Kさん(70歳・男性)のパターン
家族構成は、本人、妻、長男、次男
貯蓄額は、150万円くらい
年金受給額
約15万円
生活費として・・・
今の年金額で暮らすには、足りないと感じる
周囲と比較して・・・
少ない方だと思う
何故そう思う?
現役時代の給料が少なく、転職もさまざまな分野でしていたから少ないのだと思っています
現役時代の職業
物流関係に8年ほど勤務し、30歳で退職。
高齢者介護の施設に6年ほど勤務し、36歳で退職。
障がい福祉サービス事業で6年勤務し、その後も同様の障がい者福祉サービス事業で20年間以上にわたり勤務していました
現役時代の年収
約300万円ほど
現在の就業状況
障がい者のグループホームに勤務している。月だいたい7万円ほど(時給1,200円)です
現在は、年金支給だけでは経済的に苦しいので週3~4日ほど夜勤を中心にグループホームの見守り等をして生計を立てています。
■ゆめこさんのコメント
年金15万円プラス夜勤の仕事の収入7万円の22万円で生計を立てている状態ですね。転職が多いと年金額は減るため、転職をする場合、これまでのスキルを活かしたステップアップ転職をして収入をあげていくことが大切ですね
11人目:千葉県在住Lさん(68歳・男性)のパターン
家族構成は、自分、妻、息子
貯蓄額は、350万円くらい
年金受給額
約15万円
生活費として・・・
今の年金額で暮らすには、足りないと感じる
周囲と比較して・・・
少ない方だと思う
現役時代の職業
4社ほど会社を変えていますが全部正社員。最後の会社は一部上場企業で30年間勤務しました。65歳で退職
現役時代の年収
約700万円ほど
現在の就業状況
持ち家ですので暮らしは成り立っています。贅沢はできませんが
■ゆめこさんのコメント
転職を4回していますが、現役時代の年収700万円であることを考慮すると前職のスキルを活かしたステップアップ転職をに成功していたことが伺えます。持ち家と賃貸はどちらが得か議論が絶えませんが、コメントを読む限り、Mさんは持ち家の経済的恩恵をしっかり享受しているようです
12人目:大阪府在住Mさん(64歳・女性)のパターン
家族構成は、3人
貯蓄額は、3,000万円くらい
年金の受給額
約13万円
生活費として・・・
今の年金額で暮らすには、足りないと感じる
周囲と比較して・・・
少ない方だと思う
現役時代の職業
正社員で37年間勤務、60歳で退職
現役時代の年収
約700万円ほど
現在の就業状況
年金だけでは足りないため、現在は介護福祉センターで契約社員として働いている。
月額20万円程度
■ゆめこさんのコメント
年金の少なさを、貯蓄額と現在の契約社員の月収入20万円で補えていますね。正社員、現役時代高収入のわりに年金が少なめなのが気になります。もしかしたら、昭和のブラック中小企業で時たま見受けられる、正社員にもかかわらず厚生年金が納められていないという状況かもしれません