令和を生きるシニアの年金額や現役時代の収入、家族構成から貯蓄額まで、気になる年金事情について独自のアンケートを実施しました。今回は調査結果から厳選した17名の「年金受給額」と、現役時代の職業・年収や受給額に対する“ホンネ”など「8つの質問」への回答をご紹介します。
4人目:沖縄県在住Dさん(73歳・女性)のパターン
家族構成は、夫、長女、次女。
貯蓄額は、0円
年金受給額
61,153円
生活費として・・・
今の年金額で暮らすには、足りないと感じる
周囲と比較して・・・
少ない方だと思う
現役時代の職業
正社員で会社員として10年勤務。パートタイムで18年販売員として勤務しました
現役時代の年収
平均すると150万円
現在の就業状況
娘達から6万円の補助をもらっていますが、全然足りません。年齢的に働く場所が無く、働いていません。
■ゆめこさんのコメント
令和のシニア女性は結婚後、正規雇用の仕事を寿退社し、その後はパートタイムで働いていた方が多い世代です。夫の扶養からはずれないために稼ぎすぎないよう調整した結果、自身が受け取る年金が非常に少ない傾向にあります
5人目:埼玉県在住Eさん(63歳・男性)のパターン
家族構成は、配偶者と子ども1人
貯蓄額は、2,000万円くらい
年金受給額
約28万円
生活費として・・・
今の年金額で暮らすには、足りないと感じる
周囲と比較して・・・
多い方だと思う
何故そう思う?
正社員で働いていたときの給与が高い方だったため
現役時代の職業
金融会社に正社員として41年間勤務。63歳で退職
現役時代の年収
平均で1,000万円ほど
現在の年金以外の収入
株式投資をしている。配当金が年間合計200万円以上になるように運用している
■ゆめこさんのコメント
現役時代、高所得サラリーマンで年金月約28万とはお見事! 貯蓄が「老後資金2,000万円問題」をクリアしているうえ、株式投資で年間の200万円の収入の見込みとはあっぱれです!
6人目:埼玉県在住Gさん(63歳・女性)のパターン
家族構成は、主人、息子2人、娘3人
貯金は、ありません
年金受給額
約1万円
生活費として・・・
今の年金額で暮らすには、足りないと感じる
周囲と比較して・・・
少ない方だと思う
何故そう思う?
高校卒業後に就職、9年で結婚により寿退社。主人の扶養に入るが収入が安定せず、年金の保険料を払えていなかったので
現役時代の職業
保険会社に正社員ろして9年間。その後専業主婦を14年間。スーパーのパートを9年間。クリーニング店のパートを13年間。
現役時代の年収
平均で300万ほど
現在の就業状況
クリーニングのパート代として月7万円程。時給は1,000円
年金は無いも同然なので、主人はコンビニ、私はクリーニング店でそれぞれパートをしています。
■ゆめこさんのコメント
現役時代に保険料の支払いができなかったため、受給年金額がほとんどなく、切り崩す貯金もないという厳しい状況です。夫婦ともにどれだけ長く働きつづけることができるかが重要です。