毎年、日本年金機構から誕生月に届く「ねんきん定期便」。将来のだいたいの年金額を知ることができるものですが、その見込額をみて「えっ⁉」と言葉をなくす人も少なくないとか。みていきましょう。
月収45万円・49歳の大卒サラリーマンが初めてしっかりと見た「ねんきん定期便」…記載された<年金見込額>に衝撃「とても納得できません」

49歳の大卒サラリーマン…初見の「ねんきん定期便」で勘違い

今年も日本年金機構から送られてきた封筒。その正体は……そう、「ねんきん定期便」。毎年、誕生月に届くものです。日本年金機構は、以下のように説明しています。

 

Q.「ねんきん定期便」とは何ですか。

A.お答えします

「ねんきん定期便」は、保険料納付の実績や将来の年金給付に関する情報をわかりやすい形でお知らせし、年金制度に加入していることや年金給付と保険料負担の関係を実感いただき、現役世代、特に若い世代の方に年金制度に対する理解を深めていただくことにより、国民の年金制度に対する信頼を向上させることを目的としてお送りしているものです。

 

しかしながら「毎年届いているけど、ちゃんと見たことがない」、そんな人も多いのでは。なかには一度も封を切らずに、どこにいったのかも分からない……という人も珍しくはないのではないでしょうか。将来の年金見込額を把握するためはもちろんのこと、きちんと保険料を払っているかなども確認できるものなので、サッとでも見ておきたいものです。

 

ねんきん定期便に記載されている内容は、年齢によって異なります。たとえば、大卒の49歳、これまで平均的な給与を手にしてきた「ザ・平均的なサラリーマン」の場合、月収は45.5万円、年収は746.0万円ほどを手にしています。そんなサラリーマンの手に送られてきた「ねんきん定期便」、そこに書かれていた年金の見込額は……

 

――国民年金は月4.9万円、厚生年金は月7.4万円、合わせて月12.3万円……すくなっ!

 

思わず、大きな声を出してしまうほどの金額かもしれません。「毎月毎月、給与から保険料が天引きされて、たったこれだけなんて、とても納得できない!」と声を荒げてしまう人も。

 

しかしこれは大きな勘違い。50歳未満の「ねんきん定期便」に書かれているのは、これまでの加入実績に基づく年金の見込額。つまり月12.3万円というのは「49歳のあなたが今、会社を辞めたら、65歳から12.3万円もらえますよ」というものです。

 

そして50歳以上の「ねんきん定期便」では、書類作成時点での最終月の年金制度に、60歳到達の前月まで継続して加入し保険料を納めると仮定して計算したもの。「このままの調子で60歳まで働いたら、これだけの年金がもらえますよ」という金額が記されています。

 

前出の49歳のサラリーマンの場合、翌年50歳になったときには「国民年金と厚生年金、合わせて17.7万円ほどもらえそうですよ」と記載されており、より老後の生活がイメージできるものになっているでしょう。