「過剰無き美邸」として注目を集めるモデルコードは、必要以上にコストをかけない「既製品」であること、そして住む人と家具を引き立てる「簡潔・簡素な住宅」であることを特長としている。今回は、東京都世田谷区の「MODEL CODE 九品仏」を紹介していく。

作品住宅と商品住宅の間にある選択肢
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自由が丘まで徒歩圏内…一種高度の斜線制限をクリアした物件

「MODEL CODE 九品仏」は「おしゃれな街」として知られる自由が丘から徒歩圏内。美しく広大な境内を有する浄真寺や多摩川河川敷が生活圏内になるほか、環状8号線第三京浜玉川ICまで1.5kmと、ドライブの起点として有利な環境も備えている。

 

物件の西側を走る駒八通りと北側の私道に面した「北西角地」に立地し、建物は40坪の長方形。周辺の家屋は一種高度の斜線制限を受け、屋根の北側が斜めに切られているのに対し、延床面積50坪で2階建の本物件は、スクエアな外観形状が許されたという

 

「西側が幅員10mの駒八通りに面し、北側が幅員4mの2項道路に接している土地でした。このため北側斜線の始点に駒八通りの10mが適用され、高さに対する『斜線の干渉』を回避できました。このような法規をしっかりと認識したうえで土地を入手できたことで、稀少な形状・空間創りが可能となりました」

 

建物の間取りは4LDKとインナーガレージで構成されている。2階の天井が「母屋下がり」にならずに済む土地を手に入れたことで実現したモデルコードならではの空間について、総合プロデューサー・河部吉孝氏に伺った。

 

「癒しをもたらす緑豊かな空間、防犯、そして外部からの視線緩衝と3拍子の揃う『家族だけの中庭』を備えた住宅が完成しました。ただし土地を得て偶然生まれたというわけではなく、数十年前から温めていたアイデアを具現化したものです」

外部からの視線を緩衝する「中庭」がカーテンのいらない住宅を実現

 

「MODEL CODE 九品仏」の最大の特徴である中庭について、詳しく見ていこう。

 

中庭は「建築物で囲まれた屋根のない空間」で母屋と離れとの間などに造られるケースが多い。広い面積を有する土地ならではの贅沢な空間だが、都内の限りある敷地につくられた本物件内の中庭は、どのように設置されているのだろうか。

 

「中庭を敷地のほぼ中央に配置しました。建物をコの字型とし、凹みの部分を中庭にしたといえばイメージしやすいでしょうか。この配置により1・2階のホール、子ども部屋、和室、主寝室、そしてLDKと、家屋内のほとんどすべての場所から中庭が眺められる構造となりました」

 

先述の通り、今回の土地は長方形である。このため一般的な発想を元に、敷地の端へ庭を設えると周辺から建物は丸見えとなり、プライバシー保護や防犯と、生活を考えるうえで重視すべき要素に課題が発生する。また緑豊かな景観を楽しめるのは「庭に面した部屋だけの特権」となってしまう。

 

「都内の土地は閑静な高級住宅街にあっても、隣家の外壁や窓が迫る環境がほとんどです。外部に向かう開口を設けると、窓からの景色に魅力を添えることができません。だからといって『他のお宅もそうですから』と工夫しない現状の住宅業界に対する問題提起として今回のアイデアを温めていました」

 

そんな河部氏は縦3.6m程度×横2.7m×上空に開かれた高さを持つ中庭空間にどのような工夫を凝らしたのだろう。その特長を伺った。

 

「中庭の居室に面していない部分には、アルミ製の縦格子を採用しました。光や風を通すだけでなく外部からの視線を緩衝し、侵入者も防ぐという優れた素材です。耐久性は半永久であり、色がシルバーで明るく反射するため明るく、かつ内部のプライバシー保護にも貢献します。横格子ではないため、汚れやほこりも溜まりにくいというメリットもあります」

 

縦格子のアルミはこれまでに建設されたモデルコードでも活躍してきた建材のひとつ。均一な隙間のおかげで圧迫のない佇まいを実現するという優れた特長が、今回も十二分に活用されている。そして中庭には室内に緑豊かな景観を届ける植物が植えられている。

 

「常緑ヤマボウシという植物を植えました。5月にはきれいな白い花で目を楽しませてくれる本邸のシンボルツリーです。植樹により陽光や風だけでなく、緑を楽しめる中庭が完成しました。都内の住宅でありながら周辺の視線を気にする必要がない、カーテンのいらない戸建住宅です」

1階:モデルコード「和室」に込めた想い

「MODEL CODE 九品仏」の内部を見ていくことにしよう。1階部分には車1台を駐車可能なインナーガレージとふたつの居室、約6帖の広さがある納戸、そして浴室、パウダールーム、トイレという水回りの設備が収められている。ボリュームたっぷりの構成だが、トイレには専用の手洗い台、パウダールームには流し台2基が設置されるなど、入居後の使い勝手に配慮された余裕のある空間構成だ。

 

そんななか注目したいのはモデルコードでは珍しい和室。

 

「モデルコードは一見すると洋風の佇まいですが、その理念や構成、そして配置には、日本人の美意識を充分に反映させています。日本人のための、日本の家といえるでしょう。そのため和室を提供するのは至極当然であり『日本人向けの家を創る企業の使命』とも捉えています。本来はどの物件にも、必ず和室を入れたいところなのですが、広さの問題がもあります。2LDK や 3LDK だと需要的に難しいため、4LDK 以上で和室に相応しいプラン用意できる場合には必ず設けるようにしています」

 

その内観には洗練された雰囲気が漂う。伝統的な様式に則った造りではないが、住宅全体とのバランスを鑑みると納まりが良く、現代に生きる日本人が心地よく憩う空間だ。もちろん和室からも中庭の風景が楽しめるように設計されている。

 

「素材を最低限に抑えたオリジナルの和室で、畳には縁のない琉球畳を採用しています。また押入れは飾りだけでなく取手すらないフラッシュ扉で、床の間の床は縁甲板のみとしました。そして壁と天井は壁紙のみ。モデルコードは洋室でも和室でも、壁と天井にはすべて同じ壁紙を採用します。簡潔簡素な意匠が全体に統一感を与えるためです。

 

そのようななか床の間のダウンライトだけは他の居室にないピンスポットを採用しました。こちらは『置いた物をより美しく照らす』ための工夫です。掛け軸や壺、生け花や雛人形・五月人形など『日本の誇る文化を惹き立たせるキャンバス』として活用いただければと思っています」

 

モデルコードは家具付き物件で主寝室にはベッド、リビングにはダイニングテーブルセットやソファ、そしてAVボードなどが揃えられている。そのラインナップはモデルコードにマッチする、簡素で味わい深い木製家具が中心だ。和室についても同様で、座椅子や座卓といった家具がセットされている。空間にしっくりと収まる逸品と共に新しい生活をスタートできるのはうれしい限りだ。

 

「重々しい伝統家具がなくとも、シンプルでリーズナブルな家具をセンス良くまとめることで上質な和空間を楽しむことは十分に可能です」

2階:広々としたLDKと主寝室で構成されたリラックス空間

 

続いて本物件の2階部分を紹介していこう。階段を登り切ると約31帖の広いLDKが広がっている。内装はモデルコードの様式通り、白い壁と木目のフロアで統一。落ち着いた雰囲気の中で団らんのひと時を楽しめる空間だ。

 

「引き渡し後、室内に家具家財を広げれば、何種類もの色が溢れかえることになります。そのカラーリングや様式を受容可能な真っ白な壁を用意することで、家具や観葉植物、そして住む人自身が引き立つ空間を実現しています。細かな部分では、窓枠についても特注の奇抜な製品などは使用せず、無地の白で統一し、シンプルに構成しています。

 

また床材は、混じり気のないピュアな無垢材を厚さ2㎜の『挽き板』として加工し、表面化粧材にしています。そのナチュラルな表情は木製家具と相性抜群で、目地方向も統一し空間をのびやかに表現することに心を配っています」

 

そして河部氏が「本物件ならではの特徴」として挙げるのは、LDKの先にある物件西端のスクエアバルコニーである。

 

「バルコニーの手摺は腰までの高さにするのが一般的ですが、本物件の場合、リビングから見える景色が『電線と電柱』になってしまう点が気になりました。そこで手摺にあたる部分を建物の最上部まで伸ばし、美しくスクエアな外壁として機能させることにしたのです。中庭だけでなくバルコニーの意匠も、『カーテンがいらない家』を完成させることに貢献しているわけです。さらに外壁となった部分は『駒八通りの騒音緩和』という効果も発揮しています。本物件に訪れた方のほとんどが、高いプライバシー性を体感し、窓のない外観にも納得されています」

 

また2階には、LDKとの間に中庭を挟むかたちで8.5帖の主寝室も設置されている。こちらには収納力たっぷりのウォークインクローゼットが併設されているので、衣類や細々とした荷物に空間を侵食されることなく、快適なリラックスタイムを過ごすことができそうだ。

 

入居後も喜びの連続…至れり尽くせりの住宅機能と保証制度

ここまで紹介してきたように、「MODEL CODE 九品仏」は非常に魅力的な物件となっている。では目に見えにくい住宅機能についてはどうなのだろうか?

 

「モデルコードの住宅は全室エアコン、床暖房付き。断熱については、発泡スチロール系のウレタンフォームの採用で配慮。さらにガラスが割られても侵入できないサッシュや、ボックスが天井に埋め込まれた電動シャッターを採用することで、ストーカー対策までを意識した防犯性と意匠を両立させています」

 

また充実した保証制度にも注目したい。「不具合に対するサポートは惜しまない」という姿勢が明確に表れている

 

「建物において重要な構造・防水に関する不具合の責任期間は、法律で10年と定められています。ゆえに一般的な住宅会社の保証は10年間ですが、弊社は20年間として、長期の安心を提供しています。たとえば引き渡しから11年目以降に雨漏りなど、重大な不具合が発生した場合でも、最大500万円を限度に補修します。さらに給湯器やシステムキッチン、そしてシステムバスや温水洗浄トイレなど、住宅設備に対する保証も充実させています。10年間の独自保証となっているので、不具合が生じた場合はメーカーでなく、ご連絡をいただければ解決できます」

 

シンプルな既製品だけで住宅を構成可能な企画力に裏打ちされた、モデルコード。「安いだけの商品住宅か、尖り過ぎの作品住宅しか見当たらない」と、嘆いていた人たちから「やっと生まれた第三の選択肢」とし、高評価を受けている。

 

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