知的障害者の社会参加について、国全体で考える必要があるものに、恋愛と家族が挙げられます。知的障害者にとってパートナーと共に過ごし、家庭を形成することを望む方は多く、さまざまな支援を受けながら家族で生活するケースも当然存在しています。今回は、実際のデータを参考にしながら、知的障害者の恋愛の実情と将来的な親としての生活についてお話しします。

 

知的障害のある母親への育児支援は?

知的障害のある母親の育児を支援する存在としては、以下の2パターンが主となっています。

 

・夫や母方祖父母といった家族支援グループ

・保育士や先生といった社会支援グループ

 

障害により難しいと感じることも身近な方からの支援により乗り越えることが可能であり、適切な環境を形成している方にとっては重要な支援であると考えらえます。

 

上記の2つのパターン以外にも育児ヘルパーの活用といった外部支援も存在していますが、日常的な活用はされていないのが実情です。

 

今後、改善すべき支援としては、児童相談所や学校との綿密な連携や行政からの支援が挙げられますが、現状として知的障害のある母親への子育て支援に特化した社会的サービスの充実が大切になってくるでしょう。

 

まとめ

今回は、知的障害者の恋愛、育児についてお話ししました。

 

・障害を持っていたとしても恋愛への意思はあり、パートナーとの生活や家庭の形成は可能

・障害による育児能力の問題や困難な作業については支援により解決可能

 

ということです。

 

知的障害を持っていたとしても、恋愛も育児もできることが証明されている以上、どのような状況であれ理想的な家庭を築くことはできます。障害支援サービスは日々増えているので、ぜひとも活用し有意義な生活を過ごしていきましょう。