落ち着いた雰囲気で住みやすい街並みが広がる杉並区。住宅地としてファミリーから一人暮らしの方まで、大人気な地域です。今回はそんな杉並区の治安や自然環境、子育て環境などをデータとともに徹底解説します。
浜田山、阿佐ヶ谷、荻窪…「東京都杉並区」住みやすさをガチ評価【データで紐解く東京⑫】 (※写真はイメージです/PIXTA)

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杉並区の住みやすい街3選

杉並区でとくにおすすめしたい住みやすい街3つをご紹介します。街ごとの個性豊かな杉並区の不動産探しは、それぞれの特徴を押さえて行うとより充実するはずです。ぜひ参考にご覧ください。

 

【浜田山】水と緑に囲まれた高台に続く穏やかな住宅街

 

人口密度が低く、閑静で穏やかな住宅地が多い京王井の頭線沿線のなかでも、久我山と並ぶ邸宅街として知られるこの地域。町域の大半が第一種低層住居専用地域に指定されていることもあり、静かで洗練された雰囲気が漂います。高台に位置するため、見通しの良い場所では低層3階建てのマンションからでも、富士山や新宿高層ビル街が望めるのもポイント。駅周辺には複数の商店街があり、地元住民だけではなく多くの人でにぎわっています。

 

柏の宮公園をはじめ、和田堀公園や善福寺川緑地などの自然環境にも恵まれた地域です。

 

【地名の由来】

現在町域内にある杉並南郵便局付近一帯は江戸時代まで江戸・内藤新宿(現在の新宿区新宿)の商人・浜田屋の所有地で松やクヌギの林(付近では「山」と呼ばれていた)になっていたほか浜田屋の墓があり、彼岸の時は浜田屋の人間が江戸から当地まで墓参りに訪れていた。墓参りの際には、村の子供たちに銭やお菓子などが配られるのが恒例で村ではお祭りのような賑わいであったといわれている。この浜田屋の山から浜田山の地名が生まれ、現在の地名になったと言われている。

【出典】Wikipedia「浜田山」

 

【阿佐谷北・阿佐谷南】独特の文化色漂う活気ある街並み

 

街中のいたるところがジャズの演奏場になる、「阿佐谷ジャズストリート」(毎年10月末開催)をはじめ、個性豊かなイベントやお店が集まるこの地域。最寄りの阿佐ヶ谷駅はJR中央線で新宿駅まで約10分と交通アクセスも抜群です。駅をはさんで南北に走る中杉通りはケヤキ並木で作られた緑のトンネルが印象的。井伏鱒二など多くの文人が集ったことでも知られています。

 

阿佐谷南には七夕まつりで有名な商店街「阿佐ヶ谷パールセンター」があり、多種多様なお店で賑わっています。丸ノ内線も利用圏内となるため、銀座・大手町へのアクセスも良好。

 

阿佐谷北には同じく商店街のほか、個性的なカフェや古本店などが点在。ミニシアター「ラピュタ阿佐ヶ谷」や小劇場「ザムザ阿佐谷」などの存在が独特の文化の雰囲気を漂わせている地域です。

 

【地名の由来】

所説あり。

1.桃園川(ももぞのがわ)の浅い谷地であったことから「浅ヶ谷」と呼ばれたことに由来する説

2.川沿いの湿地に葦が生えていて、「葦の茂る谷」という意味で「葦ヶ谷」と呼ばれたことに由来する説

など。

 

【荻窪】穏やかな住宅街と商業施設を兼ね揃えた住みよい街

 

区内初の鉄道駅である荻窪駅があり、区内唯一の大型デパート・ルミネが立つなど商業施設の集積度が高いこの地域。土地区画整理が行われた中央線北側エリアでは、都市公園や緑地自体は少ないものの、屋敷林や生垣、庭木の多い、比較的敷地の大きな一戸建てが多く並んでいます。住宅街は、にぎやかな駅前の商業施設や娯楽施設とは一線を画した静かな街並みなため、小さな子ども連れでも住みやすいでしょう。

 

【地名の由来】
「荻」とはイネ科の多年草植物で、ススキに似て河川敷などの湿地に群生する。この荻が低い窪地に繁茂していたことに由来。

 

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