(※写真はイメージです/PIXTA)
遠方で一人暮らしをする母親が、認知症で介護が必要な状態に
夕子さん(仮名・65歳)は、都内の自宅で夫の明さん(仮名・67歳)と二人暮らしをしています。
夕子さんは近所の定食屋でパート勤務。明さんは長年勤めた会社を定年退職したあと、商業ビルの警備員として再就職しました。贅沢はできませんが、週1回の外食をささやかな楽しみに生活しています。
そんななか、遠方に住む夕子さんの母親・トヨさん(仮名・88歳)の認知症が進行していることがわかりました。トヨさんはもともと足腰が悪く、週2回の訪問介護サービスを利用していました。病院への付き添いや日用品の買い物はヘルパーさんがサポートしてくれていたため、トヨさんは何とか一人暮らしができていたのです。
しかし、次第にトイレに行くのが間に合わず、漏らしてしまうことが増えてきました。さらに、「ヤカンに火をつけたまま寝てしまう」「担当ヘルパーさんを知らない人だと勘違いしてパニックになる」といった行動が目立つように……。
このままでは一人で生活するのは厳しい。そう判断した担当のケアマネジャーから、夕子さんのもとに連絡があったのです。
週2回の訪問介護サービスを継続利用し、パートと介護を両立
「お母さんを一人にしておくのは心配だったし、いい機会なのかな…」
夫の明さんと相談したうえで、夕子さんはトヨさんを都内の自宅に迎え入れ、3人暮らしをすることに決めました。
夕子さんがパートの日は、トヨさんの朝ごはんを用意して朝9時に出勤。15時に仕事を終えて自宅に戻ります。週2回の訪問介護サービスは継続し、ヘルパーさんに昼食や入浴介助のサポートをしてもらうことで仕事と介護を両立する生活が始まりました。