「肩」と「膝」は特に障害を引き起こしやすい
医療の進歩とともに平均寿命が延びてくると、健康寿命やQOL(生活の質)の向上に整形外科のはたす役目は大きくなってきています。 立つ、歩く、物を持つなど体を動かすために必要な部分を運動器といい、骨、関節、靭帯、腱、神経、筋などが含まれます。
整形外科とはこれらの運動器の病気(疾患)や怪我(外傷)を診療する科です。 整形外科外来診療をしていると、肩痛と膝痛を訴えて来院される患者がとても多いです。肩と膝は、ともに大きな関節で仕事(重労働)やスポーツで酷使され、障害を引き起こしやすい関節といえます。
それでは、日常生活のストレスとなる肩膝痛について、どのように理解し、対処すべきか。まずは、これまで患者さんからよく聞かれてきた「肩膝痛への疑問」とそれに対する回答を、Q&A形式でみていきましょう。
(回答)保険適応ではないので、効果と副作用に関してエビデンスはありません。
(回答)重症の可能性があります。手術が必要かもしれません。MRIで再評価しましょう。
(回答)腱が切れている可能性があります。MRIを行いましょう。
(回答)肩こりは頚由来の痛みです。
(回答)ウォーキングは筋力強化にいいですが、膝の炎症は悪化します。
(回答)以前は抜いていましたが、炎症が治まれば腫れは引いていきます。ただし診断のために水を抜くことがあります。
(回答)プロゴルファー、プロテニスプレーヤーも手術を受けて、復帰しています。
(回答)年齢的には五十肩より腱板断裂の可能性が高いですが、MRIを行いましょう。
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