セミリタイアを見据えたドクターを中心に注目を集めている「セカンドハウス」を持つという選択肢。特に自然豊かで都心に近い「熱海」や「湯河原」が人気だといいます。今回は、豊かな生活を送るための新しい住環境のあり方を紹介します。※本記事は、2022年8月時点の情報を基に作成しています。

「熱海」や「湯河原」で叶う、2拠点生活

実際に東京・都心からも近く、温泉地としても有名な熱海や湯河原にセカンドハウスを構えると、どのような生活が叶うのでしょうか。

 

橋本「熱海の泉質は『塩化物温泉』で、神経痛や筋肉痛、そして皮膚病や婦人病に効能があるといわれます。自宅へ引き込む方法はいくつかありますが、市の運営機関に年間の加入金と月々の利用料を支払うことで、温泉のリラックス効果をいつでも味わえるようになるでしょう。

 

熱海の『網代漁港』には、新鮮な魚貝類が集まります。魚市場で食事やショッピングを楽しめるのはもちろん、スーパーで販売されているアジやサバ、ノドグロ、そしてサザエやアワビといった魚貝類も、都心に比べれば圧倒的に新鮮で味も濃く感じられるでしょう」

 

湯河原については、どうでしょうか。

 

橋本「泉質は熱海と変わりませんが、塩分多めでややべとつく熱海の湯に比べ、サラリと軽やか。湯上り後もポカポカが数時間持続するのが特徴です。この泉質が気に入って、熱海ではなく湯河原にセカンドハウスを構えた、という方もいらっしゃるほどです。

 

また観光地である熱海に比べ、街全体は静かで落ち着いた雰囲気。新鮮な魚貝類を購入可能な小売店、スーパーが多く、しかも熱海ほど混雑していません。また飲食店が多いのも特徴のひとつで、なかにはミシュランガイドに掲載された名店も。グルメに愛される街として、密かに有名です」

 

温泉の泉質や街の雰囲気は異なるものの、豊かな自然と新鮮な食材で充実したライフスタイルを約束する熱海と湯河原。セミリタイアを見据えてセカンドハウスを構えることを考えたとき、有力候補として注目を集めるのも納得です。

「セカンドハウス」購入に必要となる予算

ここまで読んで、実際にセカンドハウスへの憧れがさらに増した、という人も多いでしょう、実際に検討するとなると、どれほどの予算を想定しておけばいいのでしょうか。

 

橋本「弊社のお客様が想定されているご予算は、1億~3億円程度。土地からのご購入を検討される方が全体の3割で、残りの7割は中古物件を購入されます。

 

ただ、一般的な相場はもう少し低め。5,000万~1億円程度からセカンドハウス購入を検討することも、充分に可能だと思います。予算1億~3億円程度であれば、敷地は300~1,000坪程度、建物の延べ床面積は50~150坪程度でしょうか。

 

山の中腹程度の高台、海や山の景観が楽しめるロケーションがおすすめです。実際、周囲に隣家のない、静かな環境を望まれる方が多くいらっしゃいます。

 

建物は2LDK程度が多いですね。皆さん『それ以上広くなると、掃除が大変だから』とおっしゃいます。その代わりガレージやプール、そしてホビー道具を収納できる設備を望まれます」

 

社会的貢献度の高い職業に従事し、努力を続けてきたドクターには、第2の人生へ向けた明るい展望が開けています。これまでのライフスタイルを刷新するために、「2つ目の住まい」に思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。

 

 

Medical LIVES/シャープファイナンス
 

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本記事は、「医療と生きる人々が、生の情報で繋がる」をコンセプトにシャープファイナンス株式会社が運営する医療プラットフォーム『Medical LIVES』のコラムより、一部編集のうえ転載したものです。