「今よりもお金を稼ぎたい」と考えていても、何をすればよいのかわからないという人も多いはずです。
お金を稼ぐ方法はいくつかありますが、「副業」と「投資」が一般的なサラリーマンや主婦の人でも取り組みやすいとされています。この記事では、働きながらさらにお金を稼ぐ具体的な方法を7つ紹介します。
1. 副業でお金を稼ぐ
副業とは、本業以外の仕事で収入を得ることです。サイドビジネスや兼業とも呼ばれ、雇用形態によって、アルバイト、在宅ビジネス、内職などに分類できます。
日本では副業は法律で明確に禁止されているわけではなく、会社の規定に反しなければ、仕事が終わったあとの時間を副業に充てることもできます。
2018年1月に厚生労働省は「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を作成し、「モデル就業規則」から副業を禁止する規定を削除しました。これを受けて、副業を解禁する会社も徐々に増えているのが現状です。
しかし、就業規則で副業を厳しく禁止している企業もまだ多くあります。また、副業が認められている場合でも、事前の承認が必要な企業もあります。本業の会社とのトラブルを防ぐためにも、自分の会社の就業規則は必ず確認するようにしてください。
それでは、具体的な副業の方法について解説します。
1.1. クラウドソーシングを利用する
クラウドソーシングとは、企業がインターネットを通じて不特定多数の人に仕事を発注するビジネス形態です。日本でも「クラウドワークス」や「ランサーズ」などで、クラウドソーシングの利用者は増え続けています。
クラウドソーシングは、主に企業が発注元となり、個人が主な受注先として利用されています。クラウドソーシングを利用するのは、フルタイムで受注者として働くフリーランスなどですが、副業としてクラウドソーシングを利用する人もいます。
クラウドソーシングでは、アンケートに答えるなどといった簡単な仕事もあるので、空いた時間に収入を得ることも可能です。
また、プログラミングやライティング、動画編集などさまざまな仕事があるので、専門的な知識や技術がある人は、クラウドソーシングで仕事を受注するのも有効な方法です。
1.2. 資格を取得して副業する
「専門的な技術や知識がない」という人は、資格取得を目指すのもひとつの手段です。クライアント側も、当然資格のない人よりも資格のある人に仕事を依頼したほうが安心だと思うでしょう。
ただし、弁護士や税理士など取得に何年もかかるような資格はおすすめしません。金融関係ならファイナンシャルプランナー(FP)、不動産関係なら宅建士、プログラミング関連なら情報処理技術者など、半年から1年程度で取得できるような資格を目指すようにしましょう。
資格を取得したら、専門家としてライティング業務や相談業務を受けることもできます。
1.3. アフィリエイト
副業のひとつとしてアフィリエイトもあります。アフィリエイトは、インターネット広告の手法のひとつで、「成果報酬型広告」とも呼ばれています。
企業が商品やサービスを販売する際、その商品やサービスの売上を伸ばすためにマーケティング活動を行います。そのマーケティング活動のひとつが、アフィリエイト広告なのです。
アフィリエイト広告を利用して商品やサービスの宣伝を行いたい企業は、バリューコマースなどのアフィリエイト・サービス・プロバイダー(ASP)にアフィリエイト広告を登録します。
そして、ウェブサイトやブログなどのメディア運営者は、ASPに登録された広告を自社のウェブサイトやブログに掲載します。ユーザーがその広告を通じて商品やサービスを購入したり、申し込んだりすると、売上の一部がサイトやブログのメディア運営者に報酬として還元される仕組みです。
アフィリエイトの運営は他の副業と違い、動画編集のスキルやイラストのスキルなど、特別なスキルは必要ありません。誰でもアフィリエイトの運営を行うことができます。
必要なのは、自分の経験や知識です。自分の過去の経験を基に、サイトやブログに継続的に記事を書いていきます。
1.4. せどり
せどりとは、仕入れた商品を仕入れ値よりも高く販売し、その差額で利益を得るビジネスのことです。
せどりは、副業初心者でも始めやすいです。出勤時や休憩時間など、勤務時間以外の空いた時間に行うことができるからです。そして、購入する商品や数量を自分で決められるので、初期費用を抑えて始められます。時間・お金ともに融通が利くので、副業として適しています。
さらに、インターネットを使った仕入れ・販売であれば、すべての作業を自宅で行うことができます。送料は高くなりますが、集荷を依頼すれば、荷物を引き取りに来てくれます。
また、店舗で買取を依頼する場合は、休みの日に行えば平日の作業負担を軽くすることもできます。
2. 投資でお金を稼ぐ
投資は「長期・積立・分散」で、長い時間をかけて運用するものです。ただし、株式の信用取引、FX(外国為替証拠金取引)、仮想通貨を取引すれば、短期でお金を稼ぐことも不可能ではありません。
2.1. 株式投資の信用取引
信用取引とは、現金や株式を証券会社に担保として預け、証券会社からお金を借りて株式を買ったり、株券を借りて売却したりする取引です。預けた担保の約3.3倍までの株式を取引できます。
信用取引では、「買い」だけでなく「売り」からも取引できます。買いしかできない現物取引の場合、相場が低迷すると損失を被ることになりますが、信用取引では売り(空売り)をすることで、下げ相場でも利益を狙えるのです。
この空売りは、株価が下がれば下がるほど利益が大きくなるため、市場環境が悪いときに有効です。
2.2. FX(外国為替証拠金取引)
FXとは「Foreign Exchange」の略で、日本円と米ドルの交換など、ある国の通貨を別の国の通貨に交換することを意味します。日本語に訳すと 「外国為替証拠金取引」となります。
FXの最大の特徴は、取引金額の一部に相当する証拠金を預けるだけで外国為替の取引ができることです。つまり、少額の資金で大きな金額の取引が可能であり、これを「レバレッジ効果」と呼びます。
株式の信用取引ではレバレッジ取引の上限が証拠金の3.3倍まででしたが、FXでは最大25倍までのレバレッジ取引が可能です。
2.3. 暗号資産(仮想通貨)
暗号資産(仮想通貨)取引の利点のひとつは、価格変動が大きいことです。価格変動が大きくなるほど、より多くの利益を狙えます。株やFXなど他の金融商品と比べて価格変動が大きいだけでなく、今後さらに市場が盛り上がることが予想されるため、投資対象として魅力的です。
そして、暗号資産(仮想通貨)は土日・祝日関係なく、24時間取引できることも大きなメリットです。平日は仕事や家事で忙しくても、土日・祝日の空いた時間を利用して取引できます。
ただし、株式の信用取引や FX、暗号資産(仮想通貨)は短期で大きな利益を狙うことも不可能ではありませんが、大きな損失が出る恐れもあります。そのため、レバレッジをかけすぎない、損切りを徹底するなどのリスク管理を徹底しましょう。
3. まとめ
お金を稼ぐには、アフィリエイトやせどりなどの副業、株式の信用取引やFX、暗号資産(仮想通貨)などの投資をするといった方法があります。
ただし、どんな方法でも簡単に儲けることはできません。きちんと仕組みを学び、真剣に取り組むことが大切です。