高い?安い?知っておきたいホームページ制作の適正価格

ホームページ作成・運営の知識がない経営者は、専門業者の見積もりを見ても、適正価格かどうかの判断がつきかねるのではないでしょうか。ここでは、費用感の目安と効果的な運営・更新のポイントについて、株式会社コウズ代表取締役の浜野耕一氏が専門家の目線で解説します。

ホームページ関連の予算について

いつも私はホームページを運営する上でかかる費用について、自動車の購入に例えてクライアントに説明しています。まずホームページを制作する費用が、車両価格に該当します。車両価格は購入時に必要な初期費用です。自動車は車両価格以外に、維持する費用がかなりかかるとういことは多くの人が知っていることですが、ホームページも同じです。
ひとつは自動車の保険料に該当する戦略・対策費用です。戦略・対策費用としては、マーケティングをもとにした広告が考えられます。

 

ここで広告について補足しておきます。ホームページは時間をかけて改善していけば、自然と訪問する人も増えていきます。しかし、短期間でできるだけ多くの訪問者を呼び込みたいというニーズはあります。例えば、期間限定のイベントやキャンペーンのサイトが該当します。この場合は、広告費をかけて短期間でアクセス数を増やす必要があります。短期間で成果を出すための保険のようなものと考えることができます。

 

広告とは、Web上のメディアに掲載する広告を指します。Web上のメディアには、検索エンジンの、検索結果の上部に表示されるテキストの広告であるリスティング広告やWebサイトやスマホアプリなど複数のメディアの広告枠に広告を掲載するアドネットワーク広告、Twitter、Facebook、InstagramといったSNS上に表示するSNS広告、以前商品ページを見た人を対象に表示するリターゲティング広告などさまざまな広告があります。ホームページに来てほしい層に最も効果が高い広告を選んで費用対効果を上げる必要があります。

 

企業のホームページは、レンタルサーバーに配置するケースが多いですが、その利用料がかかります。企業ドメインにも利用料がかかっています。ドメインとはインターネット上のホームページの住所のようなもので、「XXXXX.co.jp」というような形で表されます。これが駐車場代に該当します。保険料と駐車場代は月々一定の料金がかかります。それ以外に更新費用があります。

 

更新費用はホームページをより成果が上がるように改善していく費用です。ホームページを開設したら、アクセス解析ツールでホームページのアクセス状況をもとに訪問者の動向を探り、より成果が上がるような対策を継続的に打っていく必要があります。これはどのくらいかかるかは一概には言えません。「AとBのボタンの位置を入れ替えよう」という改善と「最近の動向に合わせてSDGsのページを新規で追加しよう」という改善では、かかる費用がちがってくるのは明らかです。

 

これはガソリン代や車検代と同じです。このガソリン代と車検代は、ゼロにすることはできません。常にガソリンをしっかり入れて、車を点検していかないと、自動車は走り続けることができません。これはホームページにも同じことが言えます。自動車でより遠くに行くためには、しっかりとガソリンを入れる必要があります。制作会社に戦略的なアドバイスを求めても、投資がされなければビジネス上できることは極めて限られてしまいます。価値ある仕事をしてもらうためにも、ある程度の更新費用は必要です。

 

株式会社コウズ 代表取締役

1974年大阪府生まれ。1994年に建築士の資格を取得し、設計事務所・大手ゼネコンなどを経て2000年に建築設計事務所を起業、大手ゼネコン時代の設計を引き継ぐ傍ら店舗デザインなどを手掛ける。

クライアントの依頼にこたえる形でホームページやグラフィックデザインの分野に参入。その経験からWeb戦略・マーケティングについて徹底的に追求し、2006年に株式会社コウズを設立。

Google Analyticsによるアクセス解析をレポート化するサービス「Groweb!」を開発・リリースして、2,000社を超える企業への導入を行い、SoftBankC&S社や帝国データバンク社などを通じてホームページ制作や戦略を全国の企業へ提供している。

2019年からビックデータやAI事業に着手、AIを使ったWeb戦略や運用サービスの提供を始めている。

Digital ONCHIがウェブからビジネスを革新する。をコンセプトに、ITリテラシーのない自身が手掛けることで、誰にでも分かりやすく、扱いやすく、そして「成果」が生まれるようにしたい。そんな思いを持って、日本中、世界中のDigital ONCHIのために、誰にでも開たウェブの世界に、KOUSからウェブのあり方を変えていく活動に取り組んでいる。

著者紹介

連載デジタルが苦手な経営者でもわかるホームページの強化書

※令和2年度第3次補正 事業再構築補助金により作成

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