グローバルで考えた場合、10年、20年、30年も世界全体が不況に陥っているということはあり得ません。なぜなら、各国の中央銀行が不況から脱出できるように景気対策を実施するからです。なぜ投資は中長期で考えるべきなのでしょうか。ファイナンシャル・プランナーの渡邊一慶氏が著書『定期預金しか知りませんが、私、本当にお金持ちになれるんですか?』(秀和システム)で解説します。
なぜ投資は「短期」より「中長期」で考えると成功確率が上がるか?

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投資判断は最低5年、長くて10年程度

■「何のために投資しているのか?」を明確に

 

――ところで、投資の成果を判断するときは、どのくらいの期間を目処にすればいいのでしょうか?

 

渡邊 投資判断は最低5年、長くて10年程度ですね。

 

――けっこう、長期間で判断するべきなんですね?

 

渡邊 もちろんです。投資は、植物を育てるのに似ています。植物を育てるためには、まずタネを買ってきて植えます。そして、水や肥料をあげ、日光に当てて光合成をさせますね。これを繰り返すことによって、芽を出して少しずつ成長していきます。やがて、花が咲き、実が成って、大きく育つのです。

 

――小学生のとき、朝顔やひまわりの観察日記をつけていました。そう言えば、なかなか成長しませんでしたね。

 

渡邊 植物も投資も、成長するためには時間がかかるということです。タネを植えた翌日に、芽が出ないからといって怒る人はいないですよね。俗に「桃栗三年柿八年」と言うでしょう。それが投資になると、1か月や半年くらいしか経っていないにもかかわらず、損失が出ていると怒ったり、投資をやめてしまう人もいます。

 

――何事も短期間で判断してはいけないということですね!

 

渡邊 すぐに結果が欲しければ、植物の場合はタネではなく、すでに育った木を買ってくればいいでしょう。そうすれば、毎日水やりなどの世話をすることもなく、成長した木を眺めることができます。投資も同じです。すぐに結果が欲しければ、有価証券への投資ではなくM&A(企業買収)をすればいい。そうすれば、売り上げも利益も即座に手にすることができます。でも、一般人が簡単に企業買収なんてできないですよね?

 

――できないですね。そんな大金を持っていませんし。

 

渡邊 そうですよね。タネを買うよりも木を買うほうが高いですし、有価証券への投資よりも企業買収をするほうが多額のお金が必要になります。しかし、私たち一般人にもタネを買うことはできますし、有価証券へ投資をすることもできます。たった100円から世界中に分散投資をすることも可能なのです。

 

――たった100円!? そんな安い金額から投資が可能なんですね。

 

渡邊 できますよ。大切なのは、投資の目的意識を持つことです。「何のための投資か」という目的がはっきりしていれば、株価が上がった下がったと一喜一憂することがなくなります。たとえば丑久保さんに、現在3歳の子どもがいるとします。そこに「子どもが大学入学までに増やしたい」という目的があった場合、15年間で資産が増えていればいいですよね?

 

――なるほど。そう考えると、目先の損失はあまり気にしなくてすみますね。

 

渡邊 その通りです。それでは「来年、車を買うために増やしたい」という場合はどうでしょうか? 1年後に資産が増えていなければ、車を買うことはできません。

 

――たしかに。もっと早くから資産計画を立てるべきですね。

 

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