晩婚化、それに伴い、第1子誕生年齢の上昇により、日本では住宅の取得年齢が上昇し、ローンの負担率もまた、年々大きくなっているといいます。その先に待つのは、ローン破産の急増……。住宅ローン利用者の現状と、その将来についてみていきます。
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住宅ローン利用者…15年で平均年齢が5歳も上昇

会社員にとって、人生の大きな夢である「マイホーム」。もちろん、昨今は賃貸派を増加傾向にあるので、昔のように全国民の夢というと大げさになりますが、それでも持ち家率が6割強という現状を鑑みると、持ち家への憧れは、やはり多数派といえるでしょう。

 

住宅金融支援機構『フラット35利用者調査』(2020年度)によると、利用者の年齢は平均43.3歳、平均世帯年収は598万1,000円でした。一方、15年前の2005年と比べてみると、平均年齢は38.3歳、世帯年収は623.0万円。この15年で、年齢は5歳のび、年収は30万円近く下がりました。

 

建築費や頭金など、15年前と変化はありますが、特筆すべきは、月返済額が4,000円ほど増え、返済負担率が2%強大きくなっている点。

 

【フラット35注文住宅利用者の平均像】

年齢:43.4歳/38.3歳

家族数:3.6人/3.9歳

世帯年収:594.2万円/623.0万円

住宅面積:124.4㎡/141.9㎡

年収倍率:6.7倍/5.2倍

建設費:3,532.5万円/2,939.9万円

頭金:619.0万円/837.4万円

融資金:2,822.8万円/1,938.7万円

月返済額:9.44万円/9.04万円

返済負担率:20.8%/18.4%

 

出所:住宅金融支援機構『フラット35利用者調査』

※数値左:2020年、右:2005年

 

国税庁『令和2年民間給与実態統計調査』によると、会社員の平均給与は433万0,000円。同調査2005年の会社員の平均給与は436万8,000円。もちろん15年の間、上昇・下降はしているものの、ほとんど変わっていません。

 

給与は増えていないなか、マイホーム購入の年齢はあがり、住宅ローンの返済はきつくなっている……これがマイホームを叶えた人たちの現状です。