大分県の住宅地地価…上昇率で注目のエリアは?
地価でみると大分市の独占状態でしたが、前年との変動率はどうでしょうか。
まず、前年度比で上昇したエリアはベスト100中68。前年度比で変化のなかったエリアは25。そのほかのエリアは前年度比で下落しています。
また、前年度比で上昇した68エリアのうち、なんと64が大分市であり、大分市外で上昇したエリアは4に留まるなど、大分県内における居住区域の一極化が目立っています。
そのようななか、トップは「大分市坂ノ市南3丁目」で、前年比6.2%増。大分市の東部に位置し、北側には海、南側には山林が広がる変化にとんだ地勢を持ち、気候も温暖で生活のしやすい地域となっています。
また、大分市の中心地からは車で35分ほど離れていますが、道路整備により交通の便が向上したほか、近年まで土地区画整理事業が行われ、駅周辺の住宅地が整備されています。加えて、待機児童数の割合が他の地域と比べて少なく、子育て環境が整っていることも魅力といえそうです。
【大分県住宅地の地価対前年変動率ベスト10(住宅地)】
1位 大分県 大分市坂ノ市南3-16-7(6.20%)
2位 大分県 大分市明野西1-14-5(5.90%)
3位 大分県 大分市横尾東町4-15-25(5.80%)
4位 大分県 大分市久原中央3-6-5(5.60%)
5位 大分県 大分市大字羽田字穴井前457番5外(5.00%)
6位 大分県 大分市明野高尾2-10-8(5.00%)
7位 大分県 大分市大字皆春字新田765番1(4.30%)
8位 大分県 大分市大字古国府字石明459番19(4.30%)
9位 大分県 大分市大字田原字井ノ上127番2(4.10%)
9位 大分県 大分市緑が丘4-10-10(4.10%)
出所:国土交通省2021年公示地価(1月1日時点)より
(かっこ)内は対前年変動比
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駅ビルの開業、2026年完成に向けた駅周辺のさらなる再開発などを背景に、大分市の一極集中が如実に反映されている、大分県の地価ランキング。今後も大分市エリアの地価上昇が続くか注目です。