(※画像はイメージです/PIXTA)

2028年(次々回)の夏季五輪開催地がアメリカ「ロサンゼルス」に決定しました。夏は涼しく、スポーツ選手にとって理想的な気候であるロサンゼルスは、世界的なトレンド発信地としても知られています。本記事では、オープンハウスのウェルス・マネジメント事業部が「ロサンゼルス」の魅力を紹介します。

文化や経済の世界的なトレンド拠点

またロサンゼルスは、食文化やファッションなどの文化面、そしてテクノロジーやビジネスなどの経済面でも、新しいトレンドを生んでいる都市です。

 

例えば、世界的トレンドにもなっているスペシャルティコーヒーをチェーン展開した最初のカフェ「ザ・コーヒービーン&ティーリーフ(TheCoffeeBean&TeaLeaf)」の創業地はロサンゼルス。また最近では、ウーバーの新事業案「空飛ぶタクシー」のサービス提供開始予定エリアがロサンゼルスとなることも発表され、話題を呼びました。

 

こうしたトレンド発祥地となる背景には、若年人口の多さが挙げられるかもしれません。世界トップクラスの大学の一つUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)をはじめ、全米でも有数の教育機関が多いカリフォルニア州には、優秀な若者が世界中から集まります。

 

こうした事実は統計からも読み取ることができ、19〜34歳の若年世代の人口比率は22.9%。これは全米50州のなかでも5番目に多い数字となっており、五輪が開催される2028年までにも、さらなる新しいトレンドが生まれていくことが期待されます。

先進的なイメージとは裏腹に…生活コストは割安

またロサンゼルスは先進的なイメージと比べて、意外と生活コストが低いことも注目すべきポイントです。

 

各都市の生活費を比較できるデータベースサイトNumbeoが発表している「NorthernAmerica:CostofLivingIndex2020」によると、ロサンゼルスの物価指数は北米の大都市75ヵ所の中で20位。

 

1位のニューヨークの物価を100とした場合のロサンゼルスの物価は、生活費76.55、家賃72.90、レストラン価格79.98と約7〜8割程度のコストに収まっています。決して安価だとは言えませんが、全米でもトップクラスの知名度と経済規模を持つ都市としては、割安な数字だと言えるでしょう。

 

こうした生活コストの低さや、トレンド発信力の強さから、ロサンゼルスは起業家人気も非常に高い都市です。同じくカリフォルニア州のサンフランシスコと合わせた一帯は「シリコンビーチ」と呼ばれ、シリコンバレーに次ぐITスタートアップの聖地になりつつあります。

 

夏季五輪の開催地としてはもちろん、観光地として、あるいは住む場所として、そしてビジネス拠点としてもさまざまな魅力を持つロサンゼルス。2028年に向けて、不動産市場のさらなる盛り上がりも非常に期待できる都市です。

 

本記事は、富裕層のためのウェブマガジン「賢者の投資術」(Powerd by OPEN HOUSE)にて公開されたコラムを、GGO編集部にて再編集したものです。