「副業」で「専門家」からいずれは起業という選択肢も
「副業」で「専門家」を行なうというのは、サラリーマンが自分の時間である休日や業務終了後の私的時間を使って専門家として活動するという意味です。
サラリーマンを辞めて独立するというのではありません。あくまでサラリーマンを続け本業を持ちながら「平日の夜」や「週末」だけ自分の得意分野に関する「専門家」を行っていくという活動をいいます。
「副業」で「専門家」を行なうというのは、いきなり専門家として起業独立するのではなく、まずは副業として企業の支援を行ない場数を踏むことで、専門家としての経験や知識を蓄積します。
その後タイミングをみてご自分が得意とする専門分野の専門家として起業独立しようという主旨なのです。そのプロセスとして「サラリーマンをしながら副業で専門家になろう」という考え方なのです。
サラリーマンがいわゆる副業を始めようとした時に、何を始めるかは色々ありますが、私はその中でもサラリーマンには専門家が最適であると信じています。
サラリーマンはすでに経験済み?「専門家」の仕事内容
確かに、これまでサラリーマンを続けてきている方から見れば、新たに身につけなければならない知識やノウハウがありますが、専門家の根幹になるのはサラリーマン時代に身につけた専門知識や技術、ノウハウです。
現在プロの専門家やコンサルタントとして活躍されている方々も、元はサラリーマンだったのです。そういう意味ではきちんとした計画を立てて、身につけるべきことを修得していけば、誰でも専門家になることができるのです。サラリーマンから見て専門家とは敷居が高くはないということです。
実際、現在会社で取引先に出向いて業務の指導やアドバイスをしているというサラリーマンの方は数多くおられると思いますが、仕事的にはまさにそれが専門家の仕事をしていることになるのです。
そういう意味では会社の管理職という立場の方であれば、多かれ少なかれ専門家としての視点で自部署の仕事の生産性を見ているのではないでしょうか。
「もっとこうすればいいのではないか?」「こういうノウハウを標準展開すべきだろう」「今後はこのように、販売チャネルにシフトしてくるのではないだろうか」と常に周囲や環境を観察しているのではないですか? これは専門家の視点です。