コロナ禍、千葉県の住宅地で最も地価が高かったのは?
千葉県の2021年最新の公示地価を見ていくと、地価公示価格平均値は42.7万円 /坪で、全国的に下落傾向にあるなか、前年比+0.28%と上昇しました。もちろん上昇幅は小さくなったものの、首都圏のほかの地域に比べて健闘しました。
コロナ禍、3密を避けようと都内からの移動する人々の受け皿となった千葉県。神奈川県や埼玉県よりも地価が安く、値ごろな中古不動産を求める層から支持されたことが大きかったと推測されます。
用途地域を住宅地に絞ると、最も㎡単価が高かったのが「千葉県習志野市奏の杜3丁目」。JR「津田沼」駅、南口から「Loharu津田沼」「ベルク フォルテ津田沼店」などの大型商業施設を抜け、歩くこと11分ほど。JRのほか、京成電鉄も使える交通至便なロケーションで、買い物環境も申し分なし、という住宅地が千葉県下トップとなりました。
トップ10を見てみると、2位、3位、6位、9位に「市川市」、4位、5位、7位に「浦安市」がランクイン。どちらも東京都江戸川区と隣接したロケーションで、東京のベッドタウン的要素がどこよりも強いエリア。住宅地では千葉県の県庁所在地である「千葉市」を上回る地価の高さを誇ります。
【千葉県住宅地の地価ベスト10(住宅地)】
1位 千葉県習志野市奏の杜3-6-1(40万2000円)
2位 千葉県市川市菅野2-3-15(36万7000円)
3位 千葉県市川市妙典5-16-6(35万5000円)
4位 千葉県浦安市北栄3-8-8(35万0000円)
5位 千葉県浦安市北栄3-36-9(35万0000円)
6位 千葉県市川市八幡4-12-9(34万9000円)
7位 千葉県浦安市舞浜3-27-9(34万5000円)
8位 千葉県船橋市本町7-15-3(33万6000円)
9位 千葉県市川市真間2-2-2(33万3000円)
10位 千葉県千葉市中央区春日2-9-4 (32万9000円)
出所:国土交通省2021年公示地価(1月1日時点)より
(かっこ)内は㎡単価