アトランタと聞くと、1996年の「アトランタオリンピック」を思い出される方が多い印象ですが、それ以外の面では日本人にあまり馴染みのない都市だといえます。しかし、米国不動産投資サービスをワンストップで提供するオープンハウスは、そんな「アトランタ」不動産の仕入れに、特に力を入れているといいます。今回は、アトランタにおける居住環境について解説します。

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アトランタは「南部の交通・物流の拠点」

アトランタがあるのはジョージア州。アメリカ合衆国独立時の13州に含まれる州で、アトランタはその州都です。

 

19世紀の前半にウエスタン&アトランティック鉄道の中心ターミナルが作られ、鉄道名『アトランティック』の女性形である『アトランタ』という名称が制定されたそうです(エモリー大学ゴイズエタビジネススクールのウェブサイトより)。

 

鉄道ターミナルが作られたこともあり、初期から交通の要衝で、現在も南部の交通・物流の拠点になっています。かつて、このあたりは大規模農園での綿花の栽培が盛んで、アトランタはその集積地として栄えました。

 

アトランタ市の人口は50万人弱(2018年)ですが、周辺とあわせたアトランタ都市圏では600万人弱となります。気候は日本によく似ていて、はっきりした四季があり、年に数回雪が降る年もあります。

 

また、この地域は森が多いという特徴があります。これは、もともと多いだけでなく、州や市が“森を守る”ということに力を入れていて、市が森林保全のために買い上げるなどして保護活動に注力しています。また郊外の森林地帯には、その森に囲まれて大型の湖も見られます。

 

アトランタに限りませんが、ジョージア州はゴルフ場が多く、マスターズ・トーナメントが行われることで有名なオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブもジョージア州にあります。

1年中プロスポーツを楽しむことができる街

一方で、都心部は集中的に開発された大都会になっています。1996年にオリンピックが開催されたことはご存じの方も多いと思います。

 

アトランタの都市部は、集中的に開発された大都市となっている
アトランタの都市部は、集中的に開発された大都市となっている

 

その際メイン会場となったセンテニアル・オリンピックスタジアムは、改修されて野球場として使われた後、現在はジョージア・ステート・スタジアムというフットボール場に変わっています。

 

その隣にかつてあったアトランタ・フルトン・カウンティ・スタジアムは現在では駐車場になっていますが、フィールドの跡が残され、ベースの場所やハンク・アーロンが通算715本目のホームランを打った際の落下点などが保存されています。Googleマップの航空写真などで見てみると面白いでしょう。

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※本記事は、富裕層のためのウェブマガジン「賢者の投資術」(Powerd by OPEN HOUSE)にて、2020年5月18日~2020年6月12日に公開されたコラムを、GGO編集部にて再編集したものです。