リゾート地としてのセブは、まだまだ伸びる
セブ島はフィリピンの中ごろにある南北に細長い島で、その中心であるメトロ・セブは、島の東部にあります。年間の平均気温は28.0度と温かく、1年を通して半袖で過ごすことができるでしょう。いわゆる「セブ・リゾート」は、空港のあるマクタン島のことを指します。
日本のODAにより開発が進んだこともあり、親日家が多いフィリピンのなかでも、セブの人たちはさらにフレンドリーに接してくれます。現地には日本人会があり、場所によっては日本語でサービスを受けられることも珍しくありません。ほとんどのフィリピン人は公用語の英語を話し、街の看板やレストランのメニュー表などもほとんど英語が使われています。コミュニケーションで困るようなことはほぼありません。
そんなセブを語るうえで、アクセスの良さは外せません。日本からフィリピンへの直行便は、マニラとセブで運行され、東京(成田)~セブ間は4時間半程度しかかかりません。さらにセブで到着する「マクタン・セブ空港」からリゾートエリアには車で15分ほどの近さです。いまやセブは、日本人にとって、最も身近なビーチリゾートの1つになっています。
そしてセブで一番のおすすめといえば、透明度の高い海、そして白い砂浜ではないでしょうか。マクタン島の沖合には美しい海に囲まれた小島が点在し、世界でも有数のダイビングスポットがいくつもあります。フィリピン近海には2,000種類以上の魚が生育していると言われ、タイミングが良ければ、世界最大の魚、ジンベイザメの野生の姿を見ることができます。
セブ・リゾートのビーチのほとんどが、リゾートホテルのプライベートビーチです。そのため、ゆったりと海を楽しみたいなら、リゾートホテルでの滞在はマストです。
リゾートとして、様々な魅力を持ちあわせるセブですが、他のアジアンリゾートと比べて、まだまだ発展途上という側面があります。観光客数で比較すると、インドネシア・バリは650万人、タイ・プーケットは840万人、セブは560万人となっていますが、ホテルユニット数(室)で比較すると、バリは6万弱、プーケットは5万強に対して、セブは1万3000ほどと、圧倒的に足りていないのです。
逆を言うと、セブにはリゾートとしてのあり余るのびしろが残っていると言うことなのです。
語学留学、永住先の一大拠点としても急成長のセブ島
リゾートとしてのセブは、語学留学先としても圧倒的な人気を誇ります。以前、お話しした通り、フィリピンは世界中のコールセンターの主要地になっており、欧米企業の英語対応の窓口になっています。また昨今は、フィリピン人講師のオンライン英会話が人気であることからも、フィリピン人の英語力が世界に認められていることがわかります。
現地にはたくさんの語学学校が存在し、海外留学生が多数在籍しています。セブは日本から近く、物価や授業料なども安価なのが人気の理由です。学生だけでなく、1週間程度の休みを利用した社会人のプチ留学や親子留学など、様々なタイプの留学を受け入れてくれます。いまやセブは語学留学の一大拠点として人気を集めているのです。
また穏やかなセカンドライフを過ごすための永住先としても、セブは不動の人気を誇ります。温暖な気候、親日という国民性、日本の1/2という物価水準……さらに見逃せないのが、高い医療水準です。
フィリピンの病院の多くは、アメリカの先進医療に携わったことのある医師や看護師が多いというのが特徴のひとつです。総合病院のなかには、日本語を話せるスタッフが常駐していることも珍しくなく、さらに日本の健康保険やクレジットカード付属の簡易保険が使用できることもあります。
さらに物価水準の安いフィリピンであれば、家政婦(介護士)や運転手付きの暮らしを検討してみてはいかがでしょうか。日本ではコスト的に高い、介護資格を保有したスタッフの住み込みによる365日24時間体制の在宅介護も、ここセブでは実現します。
リゾートライフを愉しむ、語学留学で英語を身につける、充実したセカンドライフを過ごす……。さまざまなニーズに対応できる環境が、セブ・マクタン島には整っています。