投資金の需要者(借り手)を「自分で選ぶ」ことが可能
ソーシャルレンディングは、既存の金融ネットワークとは異なるシステムで国内外の資金需要者(借り手)に資金を届けるしくみです。私たちソーシャルレンディング業者は、商品設計にあたって、まず「どこのだれが」「何に使うため」にお金を必要としているのかを把握し、その内容を見極め、それに対して資金提供をするファンドを作ります。この「どこのだれが」「何に使うため」のお金なのかという部分が、ソーシャルレンディングの「商品種類」となるわけです。
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つまりソーシャルレンディングでは、投資家が、最終的に投資資金を使うのがどんな相手なのか、それを自分で選んで投資することが可能です(ただし、法律により、最終資金需要者を完全に特定できる情報の開示は禁止されています)。ここが、銀行預金との大きな違いです。せっかく投資をするなら、自分の嗜好や信条などとマッチする相手に投資をしたい、といったニーズにも応えられるわけです。
商品タイプについては、「どこのだれが」という点では、まず「国内」を対象にするのか「海外」を対象にするのかに大きく分けられます。そして、事業者を対象にするのか、それとも消費者(一般の個人)を対象にするのか、といった視点でも分けられます。
さらに、「何に使うため」なのかという点では、事業に使うため、不動産を買うため、自動車を買うためなど、さまざまな目的によって分類できます。
私たちソーシャルレンディング業者は、これらの資金需要に対して融資をした場合のリスク・リターンを計算して、融資するメリットがあると判断できれば、個々のファンドとして組成し、商品として投資家に提示します。
【クラウドクレジット商品例】
この連載の第1回で、「ソーシャルレンディング業者は投資のプラットフォームを提供する」と述べました。ただ、案件ごとにリスク・リターンを計算してファンドとして組成するという意味では、単なるプラットフォームではなく、私たちはアセットマネージャーでもあるとも言えます。そのため、投資家にとってどれだけ有利で魅力的なプロファイルを持つ商品を提供できるかが、私たちの腕の見せどころなのです。
国内にはない高い収益機会…「新興国市場」の可能性
国内にも多くのソーシャルレンディング業者が誕生し、さまざまなタイプの商品を取り扱っていますが、私たちクラウドクレジットは、数ある資金需要の中でも、海外の案件に特化していることが最大の特徴です。それも、エマージングマーケット(新興国市場)での融資を支える商品が中心となっています。なぜ海外投資、なかでもエマージングマーケットを中心としているかといえば、そこには日本国内にはない高い収益機会があるからです。
エマージングマーケットならどこでもいいというわけではありません。しかし、その中には、高い成長が可能であるポテンシャルを持ちながら、金融システムの隙間で成長の機会を奪われている企業や個人がたくさんあります。私たちは、成長ポテンシャルを持ちながら、資金調達手段の制約によって成長が阻害されている国の企業や個人に、投資家からの資金を橋渡しすることで、現地の経済発展に寄与することを理念のひとつとしています。
そして、そうした高い経済成長から得られる収益を、今度は投資機会の乏しさに苦しむ日本の投資家に提供することによって、日本の投資家と、世界の資金需要者のWin - Winの関係を作ることを目指しています。そのためにスタッフは常に世界を飛び回って目利きを行っていますし、少しでも多くの情報からファンドを選んでもらえるよう、情報をブラックボックス化させないプラットホーム作りに注力しています。
【クラウドクレジット 商品データ例】
ソーシャルレンディングの「ソーシャル」とは、「社会的」という意味です。これは一般に言われるように、インターネットを通じて人と人とが疑似的な社会(情報交流の場)を形成している、ということのみを表しているわけではないと考えています。低コストで情報や資金が行き渡ることにより、どこの国のだれでも、やる気と能力があれば成長して発展するチャンスをつかめる、そのための社会貢献という意義も含まれているように思います。
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もちろん、国内で資金需要を持つ中小事業者などへの資金提供の必要性を否定するつもりはまったくありません。しかしクラウドクレジットでは、自らの強みが活かせる場としてエマージングマーケットへの資金提供を選び、さらに現地の発展を支える社会貢献や社会的インパクトも念頭においた商品組成を日々行っています。