体と心の健康を保つ「理想的なお酒の飲み方」

前回は、免疫力をアップする良質な睡眠の取り方を紹介しました。今回は、体と心の健康を保つ「理想的なお酒の飲み方」を説明します。

節酒や禁酒はかえってストレスを溜めることに・・・

お酒は適量であれば、血行促進やストレス発散になり、健康に良いといわれています。健康のためだからといってやみくもに飲酒を規制すると、かえってストレスをため込み、不眠や過食などほかのところで害が出ることもあるので、私も患者さんにはあまり強く節酒や禁酒をすすめたりはしません。

 

しかし、過度なアルコールは、肝臓やすい臓、胃腸などさまざまな臓器に負担がかかります。そうなると、これらの臓器から分泌される消化酵素やホルモンのバランスも崩れやすくなります。

 

また、ほろ酔いならまだしも、酩酊すると脳や神経が麻痺しているのと同じ状態ですから、脳から分泌されるホルモンにも悪影響が出ます。呑みすぎは、免疫にとってもマイナスなのです。

 

とはいえ、晩酌を始めてほろ酔いになると、そうそう量も気にしていられません。ついつい呑みすぎてしまった、という経験は誰にでもあるでしょう。

2日以上はとりたい「休肝日」

そのため、節酒をしたい人には、私は一回一回の呑む量を減らすよりも、呑まない日、すなわち休肝日をつくることをおすすめしています。

 

アルコールが肝臓で完全に分解されるまでに48時間かかるとされていることから、体内のアルコールがすっきりと抜けたオールクリアの状態にするために、休肝日は2日以上とりたいものです。1日おきに呑むよりは、1日呑んで2日休む、あるいは2日呑んで2日休む、といった呑み方が良いでしょう。

 

休肝日を決めてメリハリをつけることが、お酒と上手に付き合い免疫力をキープするポイントです。

本連載は、2016年2月27日刊行の書籍『健康寿命を10年延ばす 免疫力の高め方』から抜粋したものです。記載内容は予防医学の観点からの見解、研究の報告であり、治療法などの効能効果や安全性を保証するものではございません。

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医療法人社団明医会小田クリニック 院長

医療法人社団明医進会小田クリニック院長。昭和29年、戦時中に中国に渡った両親のもとに生まれ、父は小児科医、母は薬剤師という環境で育つ。東京の同仁病院副院長を務めた後、平成9年に医療法人社団医進会を設立して理事長に就任。かねてより研究してきた、がんの免疫治療を国内でいち早く臨床に応用するほか、独自に細胞培地を開発しNKM免疫療法を確立した。現在は、がんの超早期発見を掲げ、NKM免疫療法を中心に予防医療を実践。再生医療分野である幹細胞の基礎研究と臨床応用にも取り組んでいる。

著者紹介

健康寿命を10年延ばす 免疫力の高め方

健康寿命を10年延ばす 免疫力の高め方

小田 治範

幻冬舎メディアコンサルティング

ストレスや運動不足、タバコに偏食……。免疫力は年とともに下がるだけでなく、日常生活の行動も低下の要因となります。今や日本人の健康は免疫力に左右されていると言っても過言ではありません。本書では、予防医学の観点から…

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