「日々の笑い」が免疫力アップにつながる理由

前回は、朝に飲む「コップ1杯の水」が便秘予防になる理由を説明しました。今回は、「日々の笑い」が免疫力アップにつながる理由を見ていきます。

笑うことで分泌される「前向きになるホルモン」

体調がいまひとつだったり、気持ちが沈んでいたりしたとき、笑うと何だかすっきりして楽になった、という経験はありませんか? 

 

実は「笑い」も免疫力アップに良いことがわかっています。それは、笑いに「ストレス発散効果」があるからです。

 

過剰なストレスは免疫力にとってマイナスに働きます。ストレスは血流を悪くしたり、消化活動を鈍らせたりなど、身体の各システムの機能を低下させてしまうからです。免疫を担う細胞にも十分な栄養がいきわたらず、活性が落ちてしまうもとになります。

 

笑うと脳が適度に刺激され、幸せホルモンであるβ‒エンドルフィンや、活気・やる気を生み出すアドレナリンやドーパミンといったホルモンの分泌が促されます。これらはポジティブになれるホルモンですので、それらの作用によりストレスが発散され、心身ともにすっきり、晴れやかになれる、というわけです。

 

そうなると自然に笑顔になります。結局、笑うことで前向きになるホルモンが分泌されるのでストレスが発散され、その結果気分が良くなり、また笑う・・・といったように、好循環が生まれるのです。

笑いによって「免疫細胞が活性化した」という報告も

日本の研究で、漫才や喜劇を見て大笑いすると、免疫細胞の活性が大幅に上がったという報告もあります。笑うだけで免疫力がアップし、病気を撃退し健康を守るパワーが高まるのです。

 

日頃ストレスにさらされていると、「面白くもないのに笑えない」と思う人もいるでしょう。そんなときは、たとえ「つくり笑い」でもやってみる価値はあります。

 

鏡の前で、口角を上げてにっこりと、笑顔をつくってみましょう。不思議なことに、プラスの感情がわいてくるのを実感できると思います。そのとき、身体の中では免疫力がアップしているのです。

本連載は、2016年2月27日刊行の書籍『健康寿命を10年延ばす 免疫力の高め方』から抜粋したものです。記載内容は予防医学の観点からの見解、研究の報告であり、治療法などの効能効果や安全性を保証するものではございません。

医療法人社団明医会小田クリニック 院長

医療法人社団明医進会小田クリニック院長。昭和29年、戦時中に中国に渡った両親のもとに生まれ、父は小児科医、母は薬剤師という環境で育つ。東京の同仁病院副院長を務めた後、平成9年に医療法人社団医進会を設立して理事長に就任。かねてより研究してきた、がんの免疫治療を国内でいち早く臨床に応用するほか、独自に細胞培地を開発しNKM免疫療法を確立した。現在は、がんの超早期発見を掲げ、NKM免疫療法を中心に予防医療を実践。再生医療分野である幹細胞の基礎研究と臨床応用にも取り組んでいる。

著者紹介

連載健康寿命を10年延ばすための「食事と生活習慣」

健康寿命を10年延ばす 免疫力の高め方

健康寿命を10年延ばす 免疫力の高め方

小田 治範

幻冬舎メディアコンサルティング

ストレスや運動不足、タバコに偏食……。免疫力は年とともに下がるだけでなく、日常生活の行動も低下の要因となります。今や日本人の健康は免疫力に左右されていると言っても過言ではありません。本書では、予防医学の観点から…

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