不動産は「資産」になり得る数少ない投資対象
連載第1回から引き続き、お金の問題を可視化する「マネーパズル」を埋める方法について見ていきましょう。
一般的な収入のサラリーマンの場合、どのようにしてパズルのマスを埋めるのが最適なのかといえば、「不動産」を使うことです。
不動産は、マネーパズルのオールラウンドプレイヤーともいうべき存在です。保険と違って、1つの商品で複数のマスを埋めることができるからです。
不動産投資のイメージはあまり良くないが・・・
ところが、そんな優れた投資対象でありながら、一般的には不動産投資のイメージはあまりよくありません。それというのも、不動産投資の営業の手法には、かなり強引なところがあるからです。
皆さんも、会社や職場に突然電話をかけてきた不動産会社の営業マンに、「いい投資の話があるんですよ」と持ちかけられたことがあるかもしれません。
あるいは、東京駅などの改札付近で、不動産会社の営業マンに、いきなり「名刺交換させてください」と声をかけられることもあります。筆者は何度かそのような経験をしていますし、この手の強引なエピソードは多くあります。
不動産会社には、大変わかりやすい投資セミナーを開催するなどして、しっかりと営業をしている会社もたくさんありますが、「数撃ちゃ当たる」という方針の会社も多くあります。そのため、胡散くさいイメージが広がりやすいのですが、イメージとは裏腹に、不動産には投資するメリットもたくさんあるのです。
[図表]不動産は1つの商品で複数のマスを埋められる
この話は次回に続きます。