2024.05.26
最終回
連載
『道長ものがたり 「我が世の望月」とは何だったのか』
※本連載は、山本淳子氏による著書『道長ものがたり 「我が世の望月」とは何だったのか』(朝日新聞出版)より一部を抜粋・
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2024.05.19 第5回
「この矢よ、当たれ」藤原道長が兄・道隆主催の〈弓の試合〉に出場して迷わず的の中心を射抜いたワケ
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2024.05.12 第4回
反骨を秘めながら、抗せず媚びず…大河ドラマで「ロバート秋山」演じる〈藤原実資〉はどんな人物? 中宮定子の晴れの日に姿を見せなかった「道長の反発」
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2024.05.05 第3回
天皇の元服→定子の入内→藤原道隆の摂関就任…異例の〈スピード展開〉のウラにあったそれぞれの思惑と「中関白家」短くも絢爛たる栄華の始まり
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2024.04.28 第2回
「婚活」で人生を切り開いた藤原道長…後年、息子・頼通に伝えた言葉と藤原3兄弟がそれぞれの“妻”に求めたモノ
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2024.04.21 第1回
「この大路よりも広く長く栄えさせ給ふべきぞ」白髪の女が道長の母に告げた言葉とは? 藤原道長が〈幸ひ〉の人と言われるワケ
関連書籍
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道長ものがたり 「我が世の望月」とは何だったのか
- 著者
- 山本 淳子
- 出版社名
- 朝日新聞出版
- 発行年月
- 2023年12月
【大河ドラマ『光る君へ』が深く理解できる!】 誰を恐れ、誰を愛したのか–––– 最高権力者の知られざる素顔 道長は、一家の末っ子だった。元は最高権力者に就く立場になかった彼に訪れたのは〈幸ひ〉と呼ばれた天運––––。兄たちを襲った立て続けの死や政治的ライバルの自滅があったからこそ掴んだ頂点の座だった。だが死者や敗者、つまり他人の不幸を踏み台に極めた栄華ゆえ、道長はしばしば怨霊に取り憑かれ、病に伏した。読者は「怨霊」の存在に戸惑うかもしれないが、著者は「それを非科学的と嗤っては道長の心を覗けない」と釘をさす。 では、はたして道長はどんな思いで生き、そして死んでいったのか。 自身の手による『御堂関白記』や同時代の貴族による『小右記』『権記』など一級資料のほか、『紫式部日記』『枕草子』など女房たちの実録、道長の死後に成立した『栄花物語』『大鏡』など歴史物語もひもときながら、一人の人間の心の〈ものがたり〉を照らしていく。