「オルカンとS&P500、どちらを選ぶか」という、投資初心者にとって永遠のテーマともいえるこの選択。本記事では、ゆーき(ぴち家)氏の著書、『お金が増える家族はどっちを選ぶ!?800万の赤字を抱えていた旅行大好き夫婦が5000万貯めたゆる投資』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集し、インデックス投資における銘柄選びの考え方について解説します。
NISAで買うなら「オルカン」か、「S&P500」か…800万円の赤字から5,000万円貯めた夫婦の〈結論〉 (※写真はイメージです/PIXTA)

NISAの王道「オルカン」と「S&P500」…5,000万円を貯めた夫婦が出した〈結論〉

【銘柄】A:オルカン B:S&P500 NISAで選ぶならどっち!?

理論上はAのオルカンを選ぶのがいいのですが、究極どちらでもOKというのがぴち家の結論です。大切なのは、それぞれの特徴を理解して、自分が納得して選んでいるかどうかです。

 

オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式〈オール・カントリー〉の略)は、日本を含む全世界の企業数千社に分散投資できる投資信託のことです。一方、S&P500とは、アメリカの代表的な企業500社の株価をまとめた指数に連動する投資信託です。

 

この2つの関係性をわかりやすく説明するなら、S&P500がハンバーグ単品、オルカンがサラダやスープが付いたハンバーグランチです。ランチセットにハンバーグが入っているように、オルカンにもS&P500に採用されているような米国の主要企業が多く含まれています。

 

[図表1]

 

S&P500はアメリカのみへの投資ですが、オルカンは世界中に投資できるので、どの国の経済が成長しても恩恵を受けやすい構造になっています。つまり、オルカンはどんな経済状況にも比較的対応しやすい選択肢といえます。

 

だからこそ「どっちを選べばいいか迷ったらオルカン」というのが僕の考えです。

 

ただし、常にオルカンが有利とは限らないのが難しいところ。アメリカ経済が好調な時期はS&P500の伸びがオルカンを上回ることもあります。どちらがより大きな利益を生むかは、そのときの経済状況によって異なります。

 

一番避けたいのは、どちらかを選んで後悔し、手放してしまうことです。インデックス投資の運用成績に大きな影響を与えるのは、銘柄よりも運用期間です。

 

トレンドに振り回されて感情がゆらいでしまいそうなら、妻はオルカン、夫はS&P500というように両方をもつ選択肢を検討してもいいかもしれません。両方保有していれば、どちらかが下がっているときも「うちは両方もっているから大丈夫」と落ち着いて長期保有できます。