(※写真はイメージです/PIXTA)
平屋の本体価格を抑える方法
A社のモデルハウスを出る頃には、ユリさんから笑顔が消えていました。平屋のほうが安くなると思ったのに……と何度もため息をつくユリさんに、ユウトさんはフォローを入れるように話します。
「でもさ、平屋の値段を抑えるためのアドバイスもしてくれたじゃん。必要なら見積もりも出してくれるみたいだし、また相談してみようよ」
そう、ユリさんは途中から上の空になっていましたが、営業担当の男性は次のような提案をしてくれていたのです。
部屋数を絞る
部屋数が多くなると部屋を仕切る壁やドア、電気配線などの設置工事が増え、コストが上がってしまいます。最小限の部屋数で快適生活するためには、「1つの空間に複数の機能を持たせる」ことがおすすめです。寝室の一角を書斎として使ったり、リビングとダイニングを兼用したりするのもよいでしょう。
ユリさん夫婦が話していたように、子どもが増えたら子ども部屋にパーテーションを設置するのも一つの方法です。
廊下の面積を減らす
廊下を長くすると、その分だけ床面積が必要になり、建築費が増える要因になります。
リビング・ダイニング・キッチンを中心に配置し、廊下の面積を減らすことで床面積を抑えることができます。
水回りの場所をまとめる
キッチン・浴室・洗面所・トイレなどの水回りを近い場所にまとめるのもおすすめです。水回りをまとめることで配管距離を短くでき、配管工事のコストを抑えやすくなります。
「平屋は無理」とあきらめる前に、率直な希望を伝えてみる
モデルハウスの見学から1週間後、ユリさん夫婦は「なるべくコンパクトな家に住みたい」「建物の本体価格は2500万円以下に抑えたい」という希望を営業担当者に伝えます。その結果、希望予算に収めるための間取りや外観デザイン、全体費用(概算見積もり)の提案をしてもらえることになりました。
平屋のほうが高いという言葉で諦めかけてしまったユリさんでしたが、希望を伝えることで「どうすれば実現できるか」を一緒に考えてもらうことができます。迷ったら気軽に相談してみることが、理想と現実をすり合わせる近道と言えそうです。
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