バブル崩壊後の厳しい雇用環境の煽りを受けた「就職氷河期世代」。その親は、戦後の経済成長期に働き、比較的安定したキャリア形成が可能だった「団塊世代」にあたるという人も多いでしょう。この2つの世代では、「40代の収入」に対するイメージが大きく異なるようです。本記事では、ななし氏の著書『手取り25万円、妻子持ちでも7000万円貯めた私の 氷河期世代のお金の戦略』(Gakken)より、同氏の実体験を通して、団塊世代と氷河期世代のあいだに存在する“世代格差”を見ていきます。
「アンタ、半分隠居しているお父さんよりもらってないんか…」就職氷河期世代の外資系メーカー営業マン、団塊世代の母に〈手取り額〉をドヤ顔で伝えた結果→心がえぐられた“恐ろしいほどの世代格差” (※写真はイメージです/PIXTA)

団塊親世代が後期高齢者へ…はじまる「資産の移転ラッシュ」

団塊の世代が後期高齢者となったこれからは、「資産の移転ラッシュ」がはじまります。それなりの資産を受け継いで老後の不安が一蹴できる人もいるでしょうし、不動産価値のない空き家だけ相続して、処分に困り果てる人もいるかもしれません。

 

いずれにせよ団塊世代からの「資産の移転」は起きますが、「収入の移転」の見込みはありません。家族経営だったとしても、代替わりのタイミングで取引条件が変わるなんてことはよくある話。このあたりに日本の未来の暗さがあるのかもしれません。

 

私は父の収入に負けたから悔しかったわけではありません。恐ろしいほどの世代格差に心がえぐられたのです。両親が経済的な不安なく生活できていることには安心しましたが、羨ましくなる「世代間の話」は正直聞きたくありませんでした。

団塊世代に負けない氷河期世代の「強み」

そんな氷河期世代の私でも、両親に対して誇れるものがあります。それは、夫婦そろって身の丈にあった生活を送りながら、笑顔の絶えない家庭を維持できているということ。文句を言わず、自暴自棄になるわけでもなく、収入内で必ず収める生活をして、あまったお金でコツコツと資産運用を続けていること。

 

そして、「生き抜く力」です。社会の荒波に揉まれて苦労してきた私たち氷河期世代は、「生きる力」に関しては誰よりも強い世代なんじゃないかと思っています。

 

 

ななし

インデックス投資家

 

 

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