資産1億2,000万円なのにローンが借りられない

小平さんが目をつけたのは、70平米・築浅の中古マンション。3LDKで夫婦二人それぞれの部屋が持てる広さで、諸費用を加えると総額は7,500万円ほどでした。

「手元の1億2,000万円はそのまま運用で増やし、家は低金利のフルローンで買おう。資産がこれだけあるんだから、銀行だって喜んで貸してくれるはずだ」

そう信じて大手の都市銀行に申し込みました。しかし、数日後に届いたのはまさかの連絡でした。

「申し訳ございません。総合的に検討しました結果、今回はご希望に沿えないという判断になりました」

「……嘘だろ? 1億2,000万円持っている人間が、なんで7,500万円を借りられないんだ」

困惑した小平さんは、知人の紹介でFPの永瀬財也さん(仮名)を訪ねました。

永瀬氏に促され、小平さんは信用情報機関(CICなど)に開示請求を行ってみたところ、過去のクレジットカードの支払いや携帯料金に遅れはなく、信用情報はクリーンでした。そのうえで、永瀬氏は説明を始めました。