給料はきちんと振り込まれているはずなのに、給料日前になるといつも「今月もギリギリだ」と焦ってしまっていませんか。無意識のうちに「カフェ代500円」を浪費してしまう人がいる一方で、人の信頼や協力を得たい場面での「缶コーヒー130円」には迷わず投資できる人もいます。このお金の使い方の違いが、将来の成果や資産に“決定的な差”を生むと著者は語ります。本記事では、生方 正氏の著書『副業禁止の会社員、公務員でもできるFIRE入門 節約、ポイ活からでも資産1億円を築く方法』(WAVE出版)より一部を抜粋・再編集し、リターンを最大化する「お金の使い所」について解説します。
「カフェ代500円」を浪費する人と、「缶コーヒー130円」を投資に変える人の決定的な差【40代でFIREした元公務員が解説】

数百円を惜しむ者は時間と成果を失う…人との協力を得たい場面では「迷わず支出」

相手に食べ物や飲み物を振る舞う行動は、「あなたの知識と技術を尊重しています」という無言のメッセージであると同時に、「面倒な仕事を押し付けられている」という先方の心理的負担を和らげる効果があります。対応回数を重ねるうちに、彼らは作業の終了後に、「他に困っていることはありませんか」、と「一歩踏み込んだ声掛け」をしてくれるようになりました。

 

その結果、トラブル対応の期間は短縮され、部隊全体のネットワークは驚くほどスムーズに安定して稼働するようになったのです。もし私が、「仕事のために自腹を切るのはおかしい」「そんな支出はもったいない」と考えたら、これらの問題は解決できなかったか、仮にできたとしても、何倍もの時間と労力を要していたでしょう。

 

この経験から私は、「お菓子や飲み物への支出は、コミュニケーションの潤滑油であり、数字では測れないリターンを生む投資」と強く認識するようになりました。

 

節約すべきところは徹底して削る。一方で、人との信頼や協力を得たい場面では、迷わず支出する。この判断ができるようになることが、合理的で、賢いお金の使い方なのです。

 

結論

◆信頼を生む場面では、迷わず金を使え。

◆人を動かしたいときは、相手を労ねぎらえ。

◆数百円を惜しむ者は、時間と成果を失う。

 

 

生方 正

サービス創新研究所研究員/個人投資家