将来受け取ることのできる年金額は、毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」で確認することができます。しかし、そこに記載されている額がそのまま支給されるかというと、そうとは限りません。特に、結婚・離婚経験があったり、転職を経験していたりすると、より慎重に確認する必要があるようです。ねんきん定期便が青色の封筒で届いた59歳男性の事例をもとに、「ねんきん定期便」の注意点をみていきましょう。
(※写真はイメージです/PIXTA)
厚生年金には加入していたはずだが…59歳サラリーマンが抱いた“青色の封筒”への違和感。日本年金機構に問い合わせて判明したまさかの事実【社労士CFPが「ねんきん定期便の確認ポイント」を解説】
老後準備の“はじめの一歩”
ねんきん定期便ではまず、加入記録に間違いがないか確認することが大切です。
特に35歳、45歳、59歳で届く封書版には、それまでの全加入期間が記載されているはずですから、見落としのないよう注意してください。
その記録に漏れや誤りが疑われる場合は、日本年金機構に記録確認や調査を依頼しましょう。
もし、ねんきん定期便に載っていない加入記録が見つかったり、記録が追加されたりすれば、その分年金額が増える可能性があります。
昭和初期生まれの世代と比べると、若い世代になるほど記録漏れや誤りが発生するケースは減っているようです。しかし、Aさんのように転職を繰り返してきた人は特に注意が必要です。
加入記録を念入りに確認し、すべての加入期間に基づいた年金を受け取れるようにすること、つまり「もらい忘れ」を防ぐことが大切です。
また、ねんきん定期便に記載されている見込額がそのまま実際の受給額になるわけではありません。今後の働き方や加入状況によって、受給できる額を増やすこともできます。
いずれにしても、まずは確認が必要不可欠です。安心した老後を送るためにも、ねんきん定期便が届いたらきちんと目を通すようにしましょう。
五十嵐 義典
特定社会保険労務士/CFP
株式会社よこはまライフプランニング 代表取締役
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