借金を抱えている状態から「資産1億円」富裕層の仲間入りを果たした著者。「特別な裏技などはない」と語りますが、一体どのような工夫が必要になるのでしょうか。本記事では、くらま(倹者の流儀)氏の著書『手取り26万円でもできる 資産1億の作り方 普通の会社員が着実にお金を増やせる投資法』(KADOKAWA)より、資産1億円達成のために心がけた4つのポイントを、著者自身の経験をもとに解説します。
【資産1億円への道】飲み会も恋愛も手放した、まるで“修行僧”のような生活…〈手取り26万円〉サラリーマンが「富裕層」入りを果たせた納得のワケ (※写真はイメージです/PIXTA)

1億円貯めるために実践した4つのこと

純金融資産が1億円に達すると、いよいよ「準富裕層」から「準」がはずれ、正真正銘の「富裕層」に仲間入りします。1億円となると、「宝くじでも当てないと無理」「特別な人の世界」と感じるかもしれませんが、僕は1,000万円ぐらい貯められた人であれば、十分目指せるゴールだと感じています。

 

1億円を貯め切ったということは、資本主義ゲームのハックがひと通り終わったことを意味します。お金の稼ぎ方と貯め方、増やし方、守り方それぞれのプロセスを試行錯誤し、勝ちパターンを体得した人でなければ到達できない額だからです。

 

僕自身が1億円を貯めるまでの約7年半を振り返ると、特別な裏技など何もなく、ただただ地道な習慣と行動を積み重ね、ハックを磨いてきた日々でした。途中経過での具体的な行動はすでに紹介してきましたが、それらすべては次の4つの姿勢に帰結していたと感じています。

 

①負債を一切持たなかった

住宅ローンを組んで家を買うことに対してはむしろ肯定派で、いずれ自分もそうするかもしれないと思っています。しかしマイホームは相当いい立地や資産性に優れた物件でない限りは、価値は減価していくことが多いので、資産形成を優先する時期に買うべきではありません。僕はもともと借金がある状態が嫌で貯金を始めたので、とにかく借金ゼロでの資産形成を目指しました。

 

②資産形成に“全振り”した

2018年から本気の節約を始めて以来、最初の数年は年間の生活費を50~60万円台に抑え、その後も80~100万円ほどの期間が続きました。飲み会やたばこ、ギャンブル、恋愛、結婚など、普通の20代が通る多くのイベントを手放し、支出を極限まで削ったのです。もちろん、稼ぐことにも力を注ぎました。本業に加え、バイトや副業を組み合わせて年収500万円近くまで引き上げました。生活費以外は貯蓄に回すことを徹底し、ある程度貯蓄ができてからは投資に切り替えて、「貯める」と「増やす」ことに全振りしました。

 

ただ、これは本来の人間の営みもキャンセルする修行僧のような生活なので、これまでも述べてきた通りあまり長く続けるべきではなく、一定の期間に絞ることが重要です。資産が増えるに従って、少しずつ解放していくようにしましょう。