「貯金ゼロ」の状態からがむしゃらに走り続け、ついに「総額資産3,000万円」を達成した著者。これまでに培った節約&投資スキルを携えて、次なるステップへと進みます。本記事では、くらま(倹者の流儀)氏の著書『手取り26万円でもできる 資産1億の作り方 普通の会社員が着実にお金を増やせる投資法』(KADOKAWA)より、5,000万円達成までの道のりを、著者自身の経験をもとに解説します。
【資産5,000万円への道】「高級なお菓子も味わっています」〈手取り26万円〉30歳サラリーマンが、毎月5万円の“浪費”をしても「準富裕層」に到達できたワケ (※写真はイメージです/PIXTA)

③自分の心身を守る

それまではがむしゃらに節約し、副業に励む毎日でしたが、さすがにそこまで自分を痛めつけることはもうやめようと決め、自分の心身の健康を守ることを大切にするようになりました。

 

無理をするとストレスから暴飲暴食や酒、ギャンブルに走ったり、疲れを抱えたまま翌日を迎える悪循環に陥りやすくなります。実際、慢性的な疲労や寝不足を抱え、瞼が痙攣するほどストレスが続いた時期もありましたが、限界を自覚して働く時間を抑制したことで、過労や鬱に倒れずに済みました。 

 

人間関係も広げすぎず、一人の時間を確保する生活を心がけました。休む予定を先に入れ、楽しめる趣味には適度にお金を使い、必要なら副業も断る。完璧主義を捨て、生活環境そのものを整えるよう心がけました。

 

④浪費の基準を決める

3,000万円までは節約、貯蓄、投資の3本柱に集中してきましたが、そこを超えてからは、「浪費」(遊興費)を意識するようになりました。具体的には、「どこまでなら気持ちよく使っていいのか」という線を引いたうえで楽しむためのお金を使うことにしたのです。

 

その理由は、燃え尽きを防ぐためです。3,000万円から5,000万円への道のりは、アッパーマスから準富裕層への中継地点でもあり、満足して止まってしまいやすい水準でもあるため 「止まらずに楽しく山を登り続ける方法」を自分なりに設計することにしたのです。なにより、当時僕は30歳で、今だからこそ楽しめる経験を未来に先送りにするのは違うとも思うようになりました。

 

そこで、新しい経験につながるか、純粋に好きで心が動くか、「浪費枠」は月5万円まで、という3つの基準を決めて自分に許可を出すことにしました。際限なく使うのではなく、ストッパーをあらかじめ設けておくイメージです。

 

僕の場合、たとえば、大好物の和菓子をゆるく許可しました。以前はとても手を伸ばす気になれなかった高級なお菓子も、ときどき購入して味わっています。休日には全国の和菓子が集結するイベントに行ったり、行列店に足を運んだりと新しい楽しみができました。

 

調味料や食材も気になるものがあれば買うし、温泉や岩盤浴へ行ってゆっくりしたり、夜景を見に行くことも、今を楽しむための浪費として許しています。

 

自分なりの浪費の基準を持ったことで、目前にある5,000万円の山を楽しみながら登ることができました。この期間の家計簿を振り返ると生活費は以前より上がっていますが、それ以上に満足感の高い支出が増えています。

 

 

くらま(倹者の流儀)

会社員/節約系YouTuber