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「カモ」になりたくなかった…60歳定年男性の慎重な投資デビュー
山崎さん(仮名)は、昨年1月に60歳定年を迎えました。現在はその後も再雇用契約で働き続けていますが、定年時に1,500万円ほどの退職金を受け取りました。それまで投資などまったく経験がなかった山崎さん。しかし、「インフレの世の中では、投資をしないと老後資金は目減りするばかり」といった情報を多く見聞きして不安になります。そんな折、ある金融コンサルティング会社が開催する無料のマネーセミナーに参加しました。
セミナーではNISAの仕組みなど一般的な知識を学ぶことができましたが、「オルカン」だとか「S&P500」だとか具体的な名前が出てくると、途端にどれを選べばよいか、立ち止まってしまいます。「一体どのように自分に向いた投資を始めればよいのか……」かといって銀行や対面証券へ相談に行くのは、雑誌などでよくみる「金融機関にカモにされる」典型例のようでどうしても踏み切れません。
そんな山崎さんの悩みを解決してくれたのが、セミナー主催会社が教えてくれたIFAという存在でした。IFAとは「独立系ファイナンシャルアドバイザー」のことです。銀行や証券会社には所属せずに、独立した立場から投資や資産運用のアドバイスをすることができるので中立公正であり、その会社経由でのIFAとの契約であれば、投資にかかわる追加コストが発生してしまうこともないとの説明を受けました。
紹介されたIFAは、以前地方銀行に勤めていたという女性。彼女は自己紹介で「前職では銀行の利益になる商品ばかりを売らされて、それが嫌になってIFAになった」といいました。その言葉に、山崎さんは好感が持てました。彼女は、山崎さんの老後資金への不安に真剣に耳を傾けてくれ、彼女が専属しているネット証券にNISA口座を開設のうえ、「IFAコース」というのを選択することを勧めます。担当IFAが運用状況を都度チェックし、二人三脚で丁寧にサポートしてくれるというのです。山崎さんは「初めての投資だし、中立な立場の投資のプロがついてくれるなら安心だ」と、信頼を寄せることにしました。