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年金から差し引かれる「4つの項目」と手取り額の現実
年金から引かれるのは、所得税、住民税、介護保険料、健康保険料(後期高齢者医療保険料)の4つ。そのうち所得税は、初回の振込でほぼ確実に天引きされます。介護保険料や国民健康保険料は条件次第で天、住民税は翌年度からの天引きとなります。
実際にどれくらいの手取りになるのでしょうか。一般的に、年金の手取り額は額面の「約85%〜90%」程度になるといわれています。
たとえば、佐藤さんのように額面が年間192万円の場合、居住自治体の保険料率にもよりますが、合計で年間20万円〜25万円程度が差し引かれるケースも珍しくありません。月額で考えれば、16万円だと思っていた年金が、実際には14万円程度になってしまう計算です。この「月2万円のギャップ」が、家計に与えるインパクトは決して小さくありません。
「月2万円、1年で24万円、10年で240万円。平均年齢まで生きられるとしたら、400万円近く違います。月16万円もらえることを前提に考えてきたから……色々計画していましたが、すべて白紙。ショックが大きくて、今は考えることもできません」と中田さん。
年金から引かれる税金や社会保険料。「当たり前」という人は多いものの、何かと目にする見込み額を額面だと理解していない人もまた多いもの。ねんきん定期便の見込額を参考にしつつ、天引き項目を考慮して自分で計算するか、ねんきんネットなどを利用してより詳細な情報を確認し、自身の状況に合わせた手取り額をしっかりと把握しておくことが重要です。