妻にバレた瞬間の「絶望」と家庭の破綻

投資を始めたことも、損失のことも、妻には何一つ話していなかったという遠藤さん。

「家計管理は自分が担っており、普段、妻が細かく確認することはありません。できるだけお金の会話を避けていましたが、いつまでもバレないなんて、やはり無理でした。『なんでこんなに貯金残高が減ってるの?』と聞かれた時、もう隠せないと観念しました」

妻の顔は真っ青になり、その後は号泣。長い結婚生活で見たことのない妻の姿でした。

「どうして相談もせずに、そんなことしたの? なぜ隠していたの? 夫婦二人でここまでやってきたのに、自分だけのお金だと思っていたのね」

妻の言葉は遠藤さんの心をえぐりました。そして、妻は静かに家を出ました。そして今もなお、実家に帰ったまま。「退職金を失ったことより、妻との関係が壊れたことの方が辛いです。まさか、こんな老後になるとは」と肩を落とします。