飲み物は水、お茶、ブラックコーヒーに

ダイエットの落とし穴になりがちなのが、実は飲み物です。「甘い飲み物はそんなに飲んでいない」という人でも、“健康のため”と野菜ジュースや果汁100%のジュース、スポーツドリンク、乳酸菌飲料などを積極的にとっていたりしませんか? これらの飲み物には、糖分がたっぷり含まれています。

ちなみに、ゼロカロリーだから「ダイエットコーラなら大丈夫!」というのも勘違い。ゼロカロリー飲料に含まれる人工甘味料は砂糖ではありませんが、脳で甘みを感じます。こうした飲料をとると食欲が増すだけでなく、腸内環境を悪くすることもあります。

飲み物のルールは“砂糖なし、人工甘味料なし”です。水、お茶、ブラックコーヒーに限定しましょう。

体重を落としたいあまり、水分を控える人がいますが、代謝を上げて排泄を促すために、水分摂取は大切です。食事以外で1~1.5ℓとるのが目安です。

体によさそうな飲料でもNGな理由

体にいいと思って飲んでいるその飲料は、実は肝臓にダメージを与えています。

ありがちな誤解と、飲まなくていい理由を解説します。

誤解①野菜ジュースで野菜不足を解消!
野菜をとってほしいのは、豊富な食物繊維を摂取するため。野菜ジュースでは食物繊維が大半取り除かれているため、野菜代わりにはなりません。糖分も含まれるので、避けましょう。

誤解②熱中症予防にはスポーツドリンク
熱中症予防にスポーツドリンクを飲む人がいますが、500㎖のペットボトルにシュガースティック約10本分(=約30g)の砂糖を含有。がぶ飲みすれば、血糖値は急上昇。麦茶で十分です。

誤解③腸活になるから乳酸菌飲料を飲む
腸内環境をよくするために乳酸菌飲料を飲む人がいます。腸内細菌を活発にする効果は考えられますが、肝臓のためには避けましょう。乳酸菌飲料には、砂糖が大量に含まれています。

誤解④ゼロカロリー飲料はダイエット向き
減量中でもダイエットコーラならOKという考え方は危険。甘いゼロカロリー飲料には人工甘味料が使われていて、摂取カロリーはゼロでも、腸内環境を悪化させることもあります。

尾形 哲
長野県佐久市立国保浅間総合病院
外科部長/「スマート外来」担当医