毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」を確認して、将来受け取ることのできる年金受給見込額の少なさに驚いた経験のある人もいるのではないでしょうか。ただ、ここで諦める必要はありません。ねんきん定期便に記載されている見込額を増やす方法があるのです。社労士兼CFPの五十嵐 義典氏が、59歳男性の事例をもとに、ねんきん定期便の“よくある誤解”と、年金を増やすための方法を解説します。
(※写真はイメージです/PIXTA)
年金、たったこれだけ?…年収1,000万円の59歳男性、日本年金機構から届いた〈青色の封筒〉の中身にがく然【社労士CFPが「年金受給額の増やし方」を伝授】
「ねんきん定期便」で確認しておきたい“増額の余地”
Aさんのように、60歳以降も引き続き働く予定がある場合は、厚生年金保険料を払い続けることで老齢厚生年金を増やすことができます。また、60歳以降に厚生年金へ加入しない場合でも、老齢基礎年金が満額に達していなければ、国民年金に任意加入して老齢基礎年金を増やす方法もあります。
定期便を見て「年金が少ない」と諦めるのはまだ早いといえます。今後どれくらい年金額が増えそうかは、「ねんきんネット」や年金事務所の窓口で確認できますので、気になる方は活用してみるといいでしょう。
とはいえ、将来の年金がどの程度になりそうかを把握するには、まずはねんきん定期便を確認し、今後の増やし方や加算の有無をチェックすることが大切です。
ねんきん定期便は、将来の年金額を見通すための出発点といえます。
五十嵐 義典
特定社会保険労務士/CFP
株式会社よこはまライフプランニング 代表取締役
