経験者の考え方や情報源がリアルに知れる「当事者組織」

ケアマネジャーよりもぐっと納得させられるのが「当事者組織」です。家族会と呼ばれる集まりです。

認知症の人の家族の会、脳梗塞の会、老人性うつの会など、それぞれ呼びやすい会の名前を設定されているものですが、地域にあるそうした当事者や家族の会では、すでにそういう介護や疾患に向き合っている人の、日々の葛藤や考え方、情報源など、かなりリアルに教えてくれたりします。こちらもケアマネジャーに聞くと教えてくれるでしょう。

自治体ごとにサービスや制度が微妙に違います。ローカルルールが存在するので、ほかの自治体に住む友だちや知り合いと情報交換をしたときに「あれ?」と思うことが多々起きます。

もっとこうしたらいいのにと思うことがあれば、前述の地域包括支援センターや行政窓口へ提案するのもありです。ただ、あまり主張しすぎると苦笑いされますので、ほどほどに。

◆ここまでのまとめ◆

●ケアマネジャーとの付き合い方のコツ

●介護情報は地域ごとに違うから情報収集がカギ

丸山 法子
株式会社Rensa 取締役/福祉事業部 リエゾン地域福祉研究所 代表

※本記事は『定年を意識したら読む本 定年のトリセツ』(ごきげんビジネス出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。