参加希望者殺到で抽選制に…TAOKE ENERGY〈蓄電所投資の実践術セミナー〉で明らかになった「系統用蓄電所投資」のリスクと先行者利益の魅力【取材】

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TAOKE ENERGY株式会社
参加希望者殺到で抽選制に…TAOKE ENERGY〈蓄電所投資の実践術セミナー〉で明らかになった「系統用蓄電所投資」のリスクと先行者利益の魅力【取材】
TAOKE ENERGY代表取締役 陸 劍洲(りく けんしゅう)氏
撮影:THE GOLD ONLINE

国が開発を後押しする「系統用蓄電所」は、太陽光発電に続く“次世代の再エネ事業”として注目されている。一方で、リスク面や参入するうえでの戦略など、踏み込んだ情報は不足しているのが現状だ。こうしたなか、TAOKE ENERGY株式会社は投資家や蓄電所事業者、金融機関に向けて「蓄電所投資の実践術」に焦点をあてたセミナーを開催。本セミナーの目的や意義、内容について、同社の陸 劍洲(りく けんしゅう)代表取締役社長に詳しく話を聞いた。

=TAOKE ENERGY株式会社について詳しく知りたい人はこちら=

系統用蓄電所投資を正しく理解し、活用するためのセミナー

2025年9月2日、TAOKE ENERGY株式会社は「蓄電所投資の実践術徹底解説」をテーマにセミナーを開催した。

 

[写真1]セミナーの様子
[写真1]セミナーの様子

 

本セミナーに対する関心は強く、定員150名に対して350名以上の応募があったという。そのため参加者は抽選形式で選ばれることに。

 

当日は投資家や大手上場企業のほか、銀行や証券会社などの大手金融機関も多く参加していた。

「リスク面」を包み隠さず解説したセミナー

TAOKE ENERGY株式会社の陸 劍洲(りく けんしゅう)代表取締役社長は、セミナー開催の背景について次のように語る。

 

陸氏「これまでの投資家とのやり取りで、蓄電所事業に興味はあるが、リスクについては詳しくないという方が多いと感じることが何度もありました。そこで、事業に伴うリスクとその正しい対処法・予防策を、投資家と共有する必要があると考えたのです。

 

弊社は蓄電所事業における圧倒的な知見(※)を強みとしています。これまでの事業で得た経験や知見を投資家に伝えることで、より前向きに、解像度高く投資を検討いただけるのではないかと考え、今回のセミナーを実施しました」

(※)TAOKE ENERGYの詳細は過去記事を参照

 

[写真]陸 劍洲(りく けんしゅう)代表取締役社長
[写真]陸 劍洲(りく けんしゅう)代表取締役社長

 

蓄電所事業への投資を検討する顧客の多くは、高い収益率を目的としている。しかし、期待収益が高ければ、その分高いリスクが付きまとうのが投資だ。

 

また事業投資に関しては、当該事業の有識者から実際に話を聞かなければ、潜在的なリスクを理解するのが難しい。

 

陸氏「残念なことに、蓄電事業投資をうたう業者のなかには、投資家にリスクを正しく説明しない業者も少なくありません。それは、弊社のように土地の取得から蓄電所の建設、システムの構築から系統への連携など、すべてを一貫して行える事業者が少ないからです。

 

業者自体も分業によって『ここはわかるがここはわからない』といったように、知識が偏っています。その結果、正しい情報を獲得するのが難しくなっているのです」

 

そのようななか、TAOKE ENEGYは2014年に日本の蓄電所事業に参入して以来、一貫してリスクの重要性を説いてきた。今期で11年目を迎えるTAOKE ENERGY、陸氏は積極的にリスクを開示する理由について、次のように語る。

 

陸氏「当社が求めているのは一時的な利益ではなく、日本市場における長期的な成長です。今後もパートナーと共に発展していくためには、きちんと情報を開示しなければなりません。

 

今回のセミナーも、蓄電所のリスクについて詳しく知ってもらったうえで、リスクを最小限に抑える方法を解像度高く理解してもらいたいという狙いがありました」

蓄電所事業に潜む3つのリスク

今回のセミナーでは、蓄電所事業のリスクとして次の3つを取り上げていた。

 

1つ目は、法的リスク。土地や電力の権利を取得しても、法改正や政策変更の影響でプロジェクトの開発が不可能になるケースがある。

 

2つ目は、運用アグリゲーター(※)に伴うリスク。蓄電所建設完了後や蓄電所の運用期間中にシステムの安定性に問題が生じるケースだ。システムが安定せず、電力の需要指令に安定的に応えられないとペナルティーが発生し、収益が損失する。

(※)アグリゲーターとは:複数のエネルギー資源やデータを集約(アグリゲート)して、電力の需給バランスを調整する事業者のこと。

 

3つ目は、市場参入資格を取り消されるリスク。運用が安定しない状態が長期的に続くと、罰金などのペナルティーだけにとどまらず、市場参入資格を取り消される可能性がある。

 

本セミナーでは上記3つのリスクについて、リスクを最小限に抑えるための対策を解説した(※)

(※)11月に同内容のセミナーを開催するため、記事内では詳細を割愛する。

セミナー参加者の感想

セミナー終了後、陸氏は「セミナー参加者は、蓄電所投資のリスクを最小限にする方法のイメージを持てたようだ」と語った。

 

セミナー参加者の反応を受け、同社では、現在建設中の蓄電所、または電力会社の電力系統に連系し、稼働・収益化できるようになるのが間近に迫った 投資案件に直接参加できる新たなスキームを提案した。

 

陸氏「当社としては、お客様がいかに早期に蓄電所事業への投資を理解・体験できるか、という課題を解決したいと考えています。新しいスキームでは、比較的小さなコストで参画いただくことで、実際の運用データや参加経験を得られるようになります。これにより、お客様にとっては将来の投資判断をより迅速かつ的確に行えるメリットがあるのです」

 

通常、投資家が蓄電所事業に投資する場合、収益が得られるようになるまで8ヵ月から1年ほどかかるという。

 

しかし同社では、2026年中に収益化できる蓄電事業所案件を複数持っている。そのため、投資家はいち早く収益化が可能で、かつ蓄電所事業に対する運用ノウハウやリスクについても、他の事業者よりも早く情報を得ることができる。

 

陸氏「蓄電所投資事業の特徴として『先行者利益』があります。蓄電所開発の総数には制約があるからです。そのため、ライバルよりも先に投資できるかどうかが収益に大きく関わってきます。そのようななか、当社は2026年2月に参入できる6件の投資案件について、すでに投資家との共同投資を開始しました」

 

=TAOKE ENERGYの具体的な導入案件情報はこちら=

TAOKE ENERGYが描く今後の展望

セミナーで得た手応えについて、陸氏は次のように語る。

 

陸氏「セミナー参加者は大手企業の部長クラスが多く、ある程度大きな決裁権限を有する方々でしたが、非常に前向きな反応をいただきました。まずは試金石として比較的少額から始められる案件に投資してみて、リスクに対する理解を深め、そこから本格的な投資に移る計画の企業が多いようです。

 

実際、セミナーの後の懇親会で参加者の前向きな反応を実感できたのは良かったです。『学ぶことが多かった』『期待以上のものだった』という反応が多く、開催して良かったと思えました」

 

[写真]セミナー後に開催された懇親会の様子
[写真]セミナー後に開催された懇親会の様子

 

また、同社にとっても大きな成果があったと陸社長は語る。

 

陸氏「今回のセミナーでは、あえて『リスク』に焦点をあてて、その対策・予防策までを正しく開示することを意識しました。参加者にもこれが伝わり、『責任感がある企業』というイメージが構築できたのではないかと感じています」

 

今後の展望について、陸氏は「今回抽選に漏れてしまった方々のため、11月にもう一度セミナーを開催する予定です」と語る。

 

同社はこれまで、蓄電所の開発から運営まで一貫して行ってきた。投資案件の土地探しから収益化まで、さらにはその後の管理・運営までの全体像をよく知る同社だからこそ、今後はよいパートナーとなる共同投資家を獲得 し、さらなる事業拡大に努めたいという。

 

日本における系統用蓄電所ビジネスは、まだ始まったばかり。先行者利益を得るためにも、早期に投資を始めることをおすすめしたい。

 

 

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